ご相談内容

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オデッセイさん、こんにちは。

桂枝人参湯（人参湯に桂皮を足したもの）は「脾胃陽虚」という病態に用いる漢方薬です。これで頭痛が改善したのであれば、この方剤（≒方向性）に基づいて考えるのが良いと思います。釣藤散、抑肝散は「脾胃陽虚」とは毛色が違うので何というか･･･。半夏白朮天麻湯は「陽虚」ではなく「気虚」なので、少し外れるのかもしれません。また得意とするめまいも「ふわふわ」というよりも「グルグル」というニュアンス寄りと思います。前者は「気の上衝」により、後者は「痰飲」によります。

陽虚という点では、「心脾陽虚」に用いる苓桂朮甘湯が合うのでは？と感じます。天候が悪いときには、沢瀉湯とか五苓散を加えるとさらに効果的です。ただ一方で、「交通事故をきっかけに自律神経失調症」というのが気になります。事故の詳細が不明な為、はっきりとした事は言えませんが「血滞」や「血瘀」が関わっているのかもしれません。早い話、根底には事故前後による血流の変化があるのでは？という推察ですが、この点についてはまた別の漢方薬が必要になってきます。

以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。