パァムさん
投稿日時: 2020/07/31 12:47
自律神経失調症で身体中全てがおかしいです。特に自律神経の巡りが悪すぎで毎朝、吐き気、仕方なく食事をすると腹痛、下痢、後日、便秘の毎日です。気力も無く、ネガティブになっています。登校できる日は学校へ行きます。が、到着後、腕や胸に突発性の発疹が出ます。周りに迷惑を掛けて申し訳ない気持ちで生きています。漢方は錠剤タイプを希望します。助けて下さい。
パァムさん、こんにちは。
お訴えの内容から推察しますに、肝鬱・胃虚が強い状態では?と感じます。肝鬱は肝気鬱の事で、肝の気は自律神経系に深く関与します。簡単に言うと、「肝の気が充実して、巡りも滑らかだと、自律神経系はうまく機能する」という流れです。パァムさんの場合、自律神経失調症に陥った経緯は不明ですが、「気力も無く、ネガティブ傾向」という点からは、肝の気が憔悴して、小さくなった様子を見受けます。繰り返す突発性の発疹(蕁麻疹のようなものでしょうか?)も、この肝鬱に関わる症状では?と感じます。
漢方には「肝は疎泄をつかさどる」という教えがあります。疎泄とは、全身を巡る気を正しくコントロールする働き(≒自律神経系そのもの)を意味します。消化器系の機能もそのコントロール下にあり、「口に入った飲食物が消化され、からだの下へ輸送される(≒漢方では「胃の気」が発揮されると解釈)」という一連の動き・リズムは、肝の働きに支えられています。要するに、胃気がうまく機能する為は、肝気のサポートが必要になるという話で、肝の不調は胃気の停滞・逆流(下へ行かずに上へ行く)を通じて、胃の不調を引き起こします。パァムさんの場合、「吐き気、腹痛、下痢、便秘」という一連の訴えは、「お腹が弱い(≒胃気不足)」だけでなく、肝と胃の調和が取れていない状態に近いのでは?と感じます。
お手当てに関しては、胃気の失調が強いだけに、胃→肝の順で行うのが順当です。「吐き気、腹痛、下痢、便秘」という訴えからは「寒証」寄りかな?と推察するので、人参湯とか安中散、あるいは呉茱萸湯が向くと思います。肝鬱のお手当ては、お腹が落ち着いてから・・・の方が良いと思います。肝気犯脾に用いる「四逆散」などは、一緒に合わせても良さげかもしれませんが、この辺りはぜひ専門家に見立ててもらいましょう。
そして、錠剤希望ということですが、ここに挙げた漢方薬はおそらく「錠剤」は製剤されてないかと・・・。なので、分量を減らして「エキス製剤」で対応するしか・・・。服用できるかを店頭で試せる薬局なら安心なのですがね。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/07/31 16:23