ココアさん
投稿日時: 2020/08/10 18:31
主人が突発性難聴と診断され、低い耳鳴りや拍動がして、とても聞こえにくい状態です。
診察して頂いた時は、来るのが遅いと言われながらも薬を処方して頂き、それを服用していましたが効果が出ず。
しばらく続けましたが、治療は難しいとの事でした。
ですので1年以上、何も出来ずにいる状態です。
付き合っていくしかないと思う中、調子の悪い日も多くなり、このまま酷くなると大変なので、何かいい漢方薬がないかと相談させて頂きたいです。
よろしくお願いします。
ココアさん、こんにちは。
耳の長患いは、肝腎の正虚(慢性的な機能低下というか、血行不良というか、老廃物の蓄積というか・・・)を招きます。それが行き着く先は「老化」と構図が変わりませんから、お医者様も治療が難しくなっていきます。(ご主人の耳鳴り・難聴が老化によるという意味ではありません)
張景岳という古代中国の名医曰く、難聴(耳閉)には火閉・邪閉・竅閉・虚閉・気閉という5つのタイプがあります。ココアさんのご主人の場合、当初は火閉(拍動がする)や竅閉(聞こえにくい状態)など急性的だった症状が、年月を経て虚閉(過労や長患いにによる)に代表される慢性的なものに及んでいったのでは?と推察します。
「耳の長患い」に対して有効な漢方薬には、滋腎通耳湯があります。血の巡りを良くする「四物湯」が元になり、耳の新陳代謝を整えるニュアンスに近い処方です。その特徴からは、虚閉の難聴に効果が高いといえますが、その他の病態への応用も利きます。また、「聞こえにく状い態」が聴力低下を指すのか?、それとも耳閉塞感を指すのか?に合わせて、滋腎通耳湯に手を加える(≒別の漢方薬を合わせる)のも、効果的と思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/08/11 15:23