ゆきんこさん
投稿日時: 2020/08/10 18:58
息子のことでご相談させていただきます。19歳。環境が変わったり、試験などになると胃の調子がとたんに悪くなります。(17歳くらいからです)。
症状が出始めると、主に強めのゲップが出て、みぞおちの辺りが重くなり、食欲がなくなります。悪いときは食べる量も減りますので、体重も落ちてしまいました。本来は太りやすい体質だと思うのですが、このところすごく痩せています。
お医者さんに行って胃カメラ、ピロリ菌の検査をしたりもしましたが、特に胃に異常は認められず、機能性ディスペプシアという診断でした。ただ、いただいたお薬が全く効かずに困っております。
漢方でしたらどのようなものを飲んだらよいでしょうか。このような症状で漢方で快方に向かっている方はいらっしゃいますか? 教えていただきたく宜しくおねがい致します。
ゆきんこさん、こんにちは。
お訴えから察するに、気鬱による胃の気の停滞・上逆では?とお見受けします。胃の気は基本、上(喉側)から下(下腹側)へと運行していますが、それが何らかの理由(今回の場合はストレス)で妨げられて「閊え」や「逆行」を起こすと、お訴えのような症状を招きやすくなります。それは「胃の気が悪い」ではなく、「胃の気が(外から)乱される」といった状態に近いです。東洋医学的に、お腹(脾胃)の気を乱すのは、肝の気(自律神経系に相当)です。機能性・・・の、まさに「機能」を整えるのが、肝の働きです。生来からデリケートな日本人は、このタイプの胃障害を抱える人が一番多いと言われています(腹痛とか下痢とか、細かい部分の差異はありますが)
漢方薬としては、「胃を平らかにする」の意をもつ「平胃散」に、肝鬱気滞に用いる「柴胡疎肝湯」を組み合わせていくのが良いと感じます。現状、症状が強い場合は「分消湯」を用いるのも効果的かと。予防的な手当てとして柴胡疎肝湯を長く続けるのも良いと思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/08/11 13:18
ゆきんこさんからのコメント