コウちゃんママさん
投稿日時: 2020/08/25 13:34
4年前に乳がんと診断され、抗がん剤・手術・放射線治療後、現在ホルモン療法として「タモキシフェン」を服用中です。
年齢的にも更年期があると思うのですが、3年前に服薬を始めてから下記の症状に悩まされております。
医師に相談してもあまり取り合って頂けず、我慢するしかないかと諦めていましたが、漢方薬という方法があるのではと思いつきご相談させて頂いた次第です。
(再発予防のため女性ホルモンが活性化することはNGとなっています。)
以下、辛い症状順に記載します。
1.うつ
気分が落ち込む
物事に対してほとんど興味がない、または楽しめない
自己評価の低下
疲れた感じがする、または気力がない
2.睡眠障害(中途覚醒・早朝覚醒←ほてりや発汗を伴う)
3.ホットフラッシュ
4.薄毛
5.体重増加
少しでも改善できるお薬はありますでしょうか?
どうぞ宜しくお願い致します。
コウちゃんママさん、こんにちは。
お訴えの症状や経緯から察するに、気鬱と共に「神」が衰えているでのは?と感じます。「気分が落ち込む」というのは、気の「パワー不足」からくる気鬱です。気が重い。弾まない。そうして「陰気臭くなる」のは、陽気が足りない為と、漢方では考えます。こういう風に書くと、陰気に対して悪いイメージを懐きがちですが、そういう訳ではありません(活発になる時に、心身を支配するのが陽気。その逆に沈静になる時に支配するのが陰気です)。陽気が弱くなると、陰気もやがて共倒れになり、心身のリズムは悪化していきます。睡眠が途中で途切れたり、早朝に火照りや発汗が出現するのも、そうしたリズムの悪化(チグハグな事が起きる)によるのでは?と感じます。またそうした気鬱が続くと、内臓がもつ五気も次第に衰え(気は巡つことで、自らを生成するので)、それにつれて五神(≒精神力)も弱まっていくと考えられます。
気鬱をもたらす原因・背景にはストレスだけでなく、血の道(女性特有の変調)や、それに類するもの(ホルモン療法や男性更年期)もあります。コウちゃんママさんの場合、ご指摘のホルモン療法による弊害が大きいのでは?と感じmますが、お訴えの症状からは、気鬱の影響が血流や浮腫(水系老廃物)に及んでいると見受けます。そういう場合のファースト・チョイスとしては当帰芍薬散、あるいは連珠飲が向くと思います。これらをベースにしつつ、気血の巡りを養い、促進する方向に舵を切るのが効果的では?と感じます。
なお、上気の漢方薬に含まれる「当帰」にはエストロゲン作用があると指摘されますが、配合量などから判断して問題ないと言われています。また、当帰を用いた処方に「紫根牡蛎湯」があるのですが、これは「乳がんの再発予防」に応用されています。その点から見ても、適切な形であれば当帰の扱いは安心して良いのでは?と感じます(あくまで、個人的な見解です)。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/08/25 18:03
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