もんぺさん
投稿日時: 2020/08/26 11:25
閉経47才
更年期に入り発汗・寝汗・熱感・精神不安(イライラなし)・むくみ・肩こり
夢を見る・ストレスを感じると胃のあたりが膨満感(胃は弱い方)・顔のほてり・手足のほてり・冷えも感じる
後鼻漏(粘りある鼻水がのどに。。。)
とにかく心身のバランスが取れてなくしんどいです。
私に合う漢方薬を選ぶとしたら何がいいのかと・・・
2剤で合法もありなのかとも思います。
ご指導願います。
もんぺさん、こんにちは。
お訴えの内容から察するに、更年期を迎えて「血」の巡りが悪くなり、それが「気鬱」や熱を招くのでは?とお見受けします。漢方では、女性の健康は「血」で養われると考え、血の道(:女性特有の血流障害や内分泌系の失調)の根底には、「血虚」があるとされます。要するに、女性特有のターニングポイント(生理とか妊娠・出産とか更年期)には、多かれ少なかれ、「血虚」という状態が伴ってくるという話です。
もんぺさんの場合、更年期を期に出現した火照りや冷え、精神不安などは血虚による影響が強いと感じます。一方で、発汗や寝汗、精神不安、腹部膨満感などは(血虚による)気鬱の兆候とお見受けします。また血行が悪くなると浮腫がおきるように、気血の巡りが悪くなる(≒揺らいだり、淀みやすくなるというニュアンス)と、体内の水気も淀んだり、溜まりやすくなります。後鼻漏も、そうした兆候を反映しての事かもしれません。
漢方薬としては、熱感やほてりを目標に、「骨蒸:奥底からやってくる感じ」の熱に用いる加味逍遥散が向くのでは?と感じます。(補血の作用をより高めたい場合は、六味丸(厳密には地黄のみ)を足して、黒逍遥散に寄せていきましょう)。加味逍遥散には茯苓が入るので、寝汗や精神不安にも向きますが、症状が強い場合は、黄柏とか竜骨・牡蛎を足すと効果的です。また、ほてりに「詰まった感じ」が伴う場合は、苓桂味甘湯や蘇子降気湯を合わせると良いかもしれません。さすがに、これら全部をエキス剤で押さえていくと、種類も量も増え過ぎますから、的を絞りつつ、専門家に見立ててもらうのが良いと感じます。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/08/26 19:43
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