しょうたんこさん
投稿日時: 2020/09/18 23:10
はじめまして 登録させていただきました
春くらいから 瞼が自然に閉じてしまうようになり 眼科では異常なし 脳神経内科でも異常なし
ストレスから来ているのではと言われて
今では会社の通勤も妻が送り迎えて
仕事もパソコンを使う仕事なので とても苦痛で眉間にシワができてしまい とてもストレスを感じています
薬も無いため マッサージやイトウテルミーなどに通っておりますが あまり変化はないです
入浴しているときだけは しっかりと目が開いています 自律神経でしょうか
なにか手立てはないものかと悩んでおります
まだ大学生の子供がいますし 退職はしたくないのでもう少し頑張りたいと思っております
よろしくお願いいたします
しょうたんこさん、こんにちは。
お訴えから察するに、瞼や目の周囲の慢性的な血流不足では?と感じます。これは眼の疾患というよりも、瞼を支える筋肉の失調(≒機能不全)に近く、漢方的には筋肉の機能を発揮する「気」の失調と見立てます。要するに、「瞼を開いて置く」という機能を発揮するのに必要な「気」が不足したり、尽きたりすると、瞼を保つのが困難になる…という話です。
また一方で、筋肉の中を通る血管で運ばれる血液も筋肉に栄養を与え、その機能維持に一役買っています。目の周囲は血流が多いだけに、血液が果たす役割もそれだけ大きいです。
漢方では、血液の采配をつかさどるのは「将軍の官(現代医学的には、しょうたんこさんがご指摘の自律神経に相当)」たる肝と言われます。実際、「肝」の働きの失調は目を通じ、目の疲れや痛み、はたまたドライアイや眼瞼痙攣などで現れるケースも少なくありません。しょうたんこさんの場合、「春くらいから…」という点からは、肝(=肝気)の失調に伴う慢性的な血流不足に重なり、機能が失調した(≒痩せ細った)状態では?と感じます。これは今の時期であれば、足腰の血行が悪く、筋力の衰えも抱えた高齢者が、こむらがえり(という形での筋肉機能の失調)に悩まされる現象と似ています(※漢方的には、これもまた肝の失調と解釈されます)。
しょうたんこさんの症状に対しては、抑肝散をベースに補中益気湯を適宜加えて、瞼の機能を支える気血の回復・増進を促すのが良いと思います。「入浴しているときはしっかり目が開く」という点では、桂枝湯類を用いて血流のパワー不足を助けるのも効果的かもしれません。実際の漢方薬は生活習慣(デスクワークや目を酷使する仕事をする方は特に)も判断基準になりますから、ぜひ専門家に相談の上、見立ててもらいましょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/09/23 20:34