ゆりこさん
投稿日時: 2020/09/19 13:08
先程の相談に付け加えて。大腸憩室出血でかなり出血が続いて、10日絶食しました。その後も消化の良いものを摂るように気をつけていますが、家族とは別物を食べるのでそれもストレスを感じます。不安障害が出てくるようになってからは緊張状態が続くため、あまり美味しくものが食べられません。が、食べないと栄養が届かず治らないと思い、頑張って食べるようにしています。もともと肥満だったのですが、4ヶ月で17キロほど痩せてしまいました。緊張から喉がかわくので冷水ばかり飲んでいます。足はもともとむくみがひどいです。緊張や不安が強くくると、首の後ろがグワーっとゾワゾワしてきて汗が顔から出てきたりもします。心拍数は100以下ですが、ドキドキハァハァしてきておちつきません。生理はまだわりとちゃんときています。
精神安定剤はメイラックスを一ヶ月飲んでいます。内科で大建中湯とサイボクトウを出されましたが、2週間、あまり変化はないです。こちらの漢方薬で様子を見れば治ってくるんでしょうか?
ゆりこさん、こんにちは。
お訴えから察するに、気鬱が「心」の不調に及んだ状態では?と感じます。漢方的には「心煩」とか「心虚」に相当する状態です。漢方でいう「心」は心臓(循環器)とは異なり、精神活動の要で神(現代医学でいう中枢神経に相当)を宿す存在です。東洋学的には、「心」は「君主の官」と称され、君主が国を治め太平へと導くように、「心」は心身を統治・平定します。即ち、「心」が健全であれば、何事にも動じず平常を保ち、その威光(≒君火)で全体を照らすことができます。逆に言えば、「心」に不調を抱えるという事は、精神面が曇り陰鬱になる、あるいは本来の落ち着きを失い、焦燥感に駆られるといった状態に及びます。それは強い緊張状態に陥るのと同じで、変な汗もかくし、口の渇きを起きるし、過剰なエネルギー消費で憔悴して痩せていきます。それは昔でいう慢性的な「熱病」に冒された状態ともよく似ており、現代ではストレスによる「適応障害」でしばしば見られる状態です。
また「心」に不調を抱える人は、「心」が持つ性質が「火」という点から、それと対を成す「水」による災いをもたらす場合も多いです。実際、「心」の不調に伴う動悸に対して、茯苓とか龍骨、牡蛎といった利水の生薬を用いるのも、「水が悪さをするために、心火が揺れ動く」というニュアンスに端を発します。
漢方薬に関しては、大建中湯と柴朴湯を処方された先生の意図がわかりませんので言及は控えますが、「心」の不調に応用できる柴胡剤が合うのでは?と感じます。例えば、柴胡桂枝乾姜湯とか、柴胡加竜骨牡蛎とか・・・。柴胡剤の点では、柴朴湯も有効な感じがありますが、これは「心」でなく「肝」に向くと思いますので、体感が薄いのかもしれません。また、柴朴湯をベースに加味していくという方法もありますが、それにも専門家の見立て・対応が必要になってきます。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/09/25 17:18
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