やなじゅんさん
投稿日時: 2020/10/18 11:37
心因反応(抑うつ状態)により抗不安薬(レキソタン)を長期漫然服用し、依存し耐性もついたこと、もう発生時の不安が解消されていると判断し、減薬、断薬を主治医に相談しました。依存や離脱症状の少ない半減期が長くゆっくりと体から抜けていく抗不安薬(メイラックス)に置き換えをし、様子をみて減薬することになりました。現在、メイラックスへの置換は成功し、時間をかけてゆっくり減薬をしている途中です。今のところは不安感はなく体調も万全です。ゆっくりとしたペースで減薬していけば治りますと主治医はおっしゃっていますので信頼しておりますが、漢方を併用して減薬が成功した、手助けになった、などの記事をネットでいくつか見つけました。例えば、今後の減薬で離脱症状が出にくくする、出た場合に抑えてくれる効果があり併用できるような漢方薬はあるものでしょうか?また抗不安薬を断薬に成功したあと、にお守りのような形で服用すると良い漢方薬はあるものでしょうか?
やなじゅんさん、こんにちは。
抵不安薬には、神経に作用して心身の過緊張や痙攣を緩和、要するにリラックスに導く作用があります。ゆえに、抗不安薬の離脱に伴っては、しばしば痙攣(しばしば言われるのが瞼の痙攣)や緊張障害(不眠や嘔吐など)、不安に悩まされるケースがあり、そこをサポートするのが漢方薬の出番という訳です。ただ実際は、離脱症状の特徴・種類によって、用いる漢方薬を変わってくるので、その点はご理解下さい。
例えば、先に述べた「瞼の痙攣」に対しては抑肝散がよく用いられます。また、緊張に伴う硬直に対しては甘麦大棗湯が、不安感に伴う緊張や動悸に対しては定悸飲・苓桂甘棗湯が、緊張・不安による吐気には半夏厚朴湯・茯苓飲が向くと思います。適材適所、症状に応じて用いる漢方薬も様変わりします。一方で、お守りのような形で服用するとなれば、一連の不調は「肝・心」の失調によると見立てられますから、気を巡らす作用に優れた柴胡剤や牛黄・麝香を用いた気つけ薬の類が向くかと思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/10/19 12:49