よっちゃん3さん
投稿日時: 2020/10/30 16:36
今年の夏、耳鳴りというか頭全体で音が聞こえるようになり脳神経外科へ。検査の結果異常なく、耳鼻科で軽い難聴とわかりました。
その時脳神経外科ででた釣藤散が劇的効いて4日目には音が消えたのですが、すぐ復活。私は頭痛持ちでも高血圧でもなく釣藤散は強すぎると思い今は1日1日袋飲んでいます。
抑肝散も耳鳴りによいと知り今は抑肝散を1日2度飲んでいます。
このまま飲み続けてもよいのか?もっと合う漢方薬があるのか教えてください。
よっちゃん3さん、こんにちは。
「釣藤散が効いた」という点からは、頭内の血流が悪いことが影響しての耳鳴りでは?と感じます。釣藤散はたしかに高血圧や頭痛に用いることが多い漢方薬ですが、その本質は「頭内の血流が滑らかに流れないこと」による脳の興奮や神経的な緊張を鎮める点にあります(※然るに、頭痛持ちや高血圧傾向でなくても、服用するのは差し支えありません)。よっちゃん3さんの場合は、短期間の服用でも興奮や緊張を鎮めるに至ったのだと思います。一方で、4日の服用で頭内の血流が滑らかに流れるようになったか?といえば、そこは難しいかもしれません(長く服用して、じわじわ効いてくるので・・・)。
釣藤散と抑肝散は「釣藤鈎」という生薬を用いる点は共通しますが、それと組み合わさる生薬によって前者は「充血」に、後者は「血流不足」に向き、性格は異なります。よっちゃん3さんには抑肝散が合うのか?、あるいは釣藤散の方が向くのか?の判断には耳の症状に限らず、さらに深い見立てが必要になりそうです。
また一方で「釣藤鈎」という生薬は、エキス剤だと製剤の工程上、どうしても効果が減じやすいと言われます。さらに効果を高めたい場合は、エキス剤と別に釣藤鈎を煎じたり、釣藤鈎末を加えたりする対応が有効なので、検討しても良いかもしれません。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/11/02 11:36
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