あずささん
投稿日時: 2020/11/01 22:41
初めてまして。
皮膚の痒みで悩んでおり、相談させていただきます。
去年、引越しをしいろいろな環境の変化がありました。
痒みは顔から始まり今は体まで広がっています。
これまでに、お風呂上がりや運動後に蕁麻疹が出ることは頻繁にありました。
ですが、ある日突然足のふくらはぎ、太もも
腕の内側などに蕁麻疹とは違う湿疹のようなものがでます。痒いです。
かぶれなのか、、分かりません。
原因がわからず悩んでいます。
痒みが落ち着いている時は
鳥肌?さめ肌?のようにブツブツしています。
赤みはありません。
一度皮膚科に通い
塗り薬と飲み薬をもらいましたが
効きめがありません。
顔の痒みについては1年ほど前からなので
もう薬に頼りたくなくて、
漢方薬で対処、体質改善できたらと考えております。
対処方や、どんな漢方薬が合っているのか
ご返答いただけたら助かります。
よろしくお願いします。
あずささん、こんにちは。
病気の正体はわかりかねますが、お訴えから察するに何らかの影響による突発性の皮膚炎では?と感じます。ただ、本来の突発性とは異なり、繰り返す蕁麻疹(それを引きこす免疫・自律神経のバランス異常)が根底にある状態と推察されます。わかりやすく言えば、蕁麻疹を繰り返すという事は、皮膚としては腫れが起きやすい状態に傾く訳で、それは「蕁麻疹が起きやすい」という機能的な異常に留まらず、「ぶつぶつ感」という形の変質にも及び、肌は自然と荒れやすくなっていきます。
ふつうの鳥肌は、突発的な血管運動障害(あるいはそれを引き起こす自律神経系の揺らぎ)と解釈されますが、日頃から鳥肌っぽいのは、皮ふが血管運動障害による腫れを繰り返して病理産物(のようなもの)が蓄積した状態と見立てられます。そういう肌は、腫れに伴う「浮腫」が鬱滞、そのために「熱」がこもりやすくなり、肌の新陳代謝が乱される(=要するに荒れやすくなる)状態にあります。(※漢方的には風熱証とか湿熱証に相当する病態と思います)
そういう場合の漢方薬としては、消風散がベースとして向くと思います。消風散には、皮膚にこもった熱を取り除き、皮膚の新陳代謝を正常に整え、蓄積した病理産物(のようなもの)の解消をはかる作用が期待できます。ただ一方で、皮膚病に用いる漢方薬は、症状に応じて細かい匙加減が必要になります。消風散だけで良いのか?それとも何かを加味した方が良いのか?はぜひ専門家に見立ててもらいましょう。個人的には、ブツブツした肌という点からは、ヨクイニン(排膿・利水の作用をもつ)を加えるのも一手かな?という気がします。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/11/02 20:59