コロンさん
投稿日時: 2020/11/04 12:53
中学2年生の娘の事でご相談です。中学生になり部活動(屋外スポーツ)や勉強などで忙しく責任感も強くプレッシャー等のストレスなどもあり、入学後10キロ以上のハイペースで体重増加。身長はほぼストップしています。本人も疲れやすさ、お腹が空いて食べてしまうと、痩せたいけれど食べてしまう悪循環で身体のだるさや眠くて勉強に集中できないと訴えます。症状から自律神経の乱れもあるのだろうと思うようになりました。改善出来る方法を取り入れて過ごしやすい日常に戻したいと思います。
コロンさん、こんにちは。
お訴えから察するに、ストレス太りに類するものでは?とお見受けします。ストレスが蓄積したから即、太るという訳ではありませんが、ストレスを引き金にして食べる量や間食が増えると、それに伴い消化機能(胃酸分泌など)が高まり、さらに食事が増えるという悪循環に突入します(※日頃の食事によって、食い気が増長されていくようなニュアンスです)。一方で、食べる量が増えても適切な排泄が行われていれば、とりあえずのバランスは保たれてますが、ストレスの影響は「お通じ」にも及びやすく、消化管の運動が悪くなり排泄が滞れば、これもまた体重増加に拍車をかけます。
そして、気力・体力が充実して、消化能力に余力がある内は、たくさん食べてもそれを元気に変え、旺盛でいられますが、いよいよ消化が限界を迎えるとお腹の気が滞り、飲食物から気力・体力を作るプロセスも減退します。娘さんが訴える疲れやすさやだるさ、眠気なども、このサインでは?と感じます。
またストレスは自律神経やホルモンバランスに備わる「恒常性」を損わせる要素であり、女性の場合は特に、女性ホルモンの変調から「むくみ」を抱えやすくなる一面があります。「10キロ以上のハイペース」という点には、このむくみの弊害が伴っているのかもしれません。
こうした点を踏まえつつ、改善する方法を探っていくと、やはり幾つかの要素に分かれてきます。「ストレス障害」と見立てるならば大柴胡湯に代表される柴胡剤が向きますし、「胃腸障害」と見立てるならば防風通聖散や加味平胃散などで胃の負担を減らしたり、消化・お通じを助ける方法が堅実と思います。また間食が多い食習慣だと、口にするものに配慮しつつ、甘み(糖分)の吸収を抑える茶類をお供にするのも有効かもしれません。
そうして、内臓機能に余力をもたせていくと、だるさや眠気の解消と共に不要なものが除かれ、適正な体重に戻っていくのでは?と思います。以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/11/06 11:06