manamanaさん
投稿日時: 2020/11/16 22:33
初めまして。現在10歳になる息子がいます。チック症状が見られ始めたのは、年長の後半頃でした。咳払いや鼻すすりのチックでした。
顔をしかめる?歪ませるチックや、肩を上下に動かすチックも見られてきました。
サッカーを去年から始めたのですが、試合などでドキドキすることもあったり、私もスパルタだったようでストレスを与えてしまったと反省しています。
現在も瞬き、肩を上下する、咳払い、顔をゆがませるチックは見られています。
トイレット症候群なのではと思い心配しています。色々と調べて、漢方薬も試してみたいと思いました。
どうか、よろしくお願いします。
manamanaさん、こんにちは。
お訴えから察するに、心身の緊張を伴うチック症状では?とお見受けします。瞬きや咳払いを繰りかえす点からは、緊張(≒気の滞り)に伴い血管が収縮、筋肉に硬直・痙攣が起きやすくなった状態と推察されます。結論を先に言うと、漢方薬としてのファースト・チョイスは抑肝散の類方が合うと思います。具体的な漢方薬は、専門家に相談の上、見立ててもらうのが良いでしょう。
チックに伴う身体の変調は、漢方的には「気(肝気)が昂ぶる」と解釈されます。一般的には、気が昂ぶると興奮して血が湧き、血の気が盛んになると思われますが、それと対照的に、気が昂ぶると動転するあまり、血の気が引く方も存在します。前者は、盛んになった血液が血管が押し広げて流れる(だから顔は赤くなる)のに対して、後者は血管に生じた緊張が血液の流れを阻む(だから顔は青くなる)といったニュアンスです。それは要するに、血管やそれをコントロールする自律神経系に不自然な緊張を伴っており、漢方的にはその状態を「肝気が滞る(本来の滑らかさが失われている)」と見立てます。首から上に症状が集中するのも、末端(≒頭部)に血流が届きにくいサインだと思います。
個人的には、チックに伴う症状は何か「角が立った状態」を連想させるので、角を取りつつ、「丸み(≒心身の柔軟性)」をもたせることが大切と感じます。それは気血の滑らかな巡りによって育まれる・・・というのが漢方の考えです。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/11/17 10:54
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