ハラボーさん
投稿日時: 2021/03/04 22:04
突発性難聴の後遺症で耳鳴りが続いているのですが、耳鼻科に毎週通っていますが、中々治らず返ってストレスになっています。橋本病もあるので、疲れがたまると甲状腺が腫れたりして身体がおもくなります。漢方薬では何か方法はありますか?
ハラボーさん、こんにちは。
お訴えから察するに、突発性難聴という「病状」は静まったが、それが引き起こした「損傷」はいまだに残り続けている・・・、そんな状態では?とお見受けします。例え話ですが、突発性難聴をある種の「傷」とするならば、傷は塞がったけど、完全に治りきった訳ではないよ(痕はまだしばらく残るので・・・)という話だと思います。そして「傷」には「傷薬」が有効でしょうが、「傷痕」にまで「傷薬」が効くか?と考えれば、甚だ疑問です。
ハラボーさんの症状を漢方的に見立てると、突発性難聴が原因で耳に通じる気血に乱れが生じたが、件の突発難聴が鎮まった後も、気血の乱れが依然として残っている・・・そんな病態だと思われます。また一方で「甲状腺の腫れ」は、免疫を介した気血の充満による反応とも見立てられますから、そういった点も気血に乱れが生じやすい一因かもしれません。
漢方薬については耳鳴りの特徴や、通院中の耳鼻科での治療内容を踏まえつつ判断されるところですが、滋腎通耳湯をベースに気の巡りを助ける「理気剤」や血の巡りを助ける「活血剤」を適宜、加えていくと効果的と思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/03/05 12:21