花屋の政さん
投稿日時: 2021/05/20 07:41
不眠のことで相談したいです。
近所の神経科や精神科では色々あっていきにくい
漢方薬で「酸棗仁湯」や『加味帰脾湯』を検索すると次の患者には慎重に投与することという但し書きを読みますと
胃腸の弱い人や下痢の症状がある人には慎重に…
と書かれていて躊躇ってしまいます
元々胃は弱い方です。
でも不眠が辛い。朝4時ごろ目が醒めるともう睡魔が来ない。夜中に何度も目が醒めてしまう
漢方薬局が近所にないです。通販で頼るしか方法がないです。早くラクになりたいです
よろしくお願いします
花屋の政さん、こんにちは。
お訴えから察するに、途中・早朝覚醒型の不眠症とお見受けします。このタイプの不眠は睡眠全体が浅めなことが和剤して、レム睡眠時(≒身体は寝て、脳は起きているという浅い睡眠状態)に睡眠が途切れやすい特徴をもっています。漢方では、日中の活動に要するエネルギーを陽の気、対して夜の睡眠に要するエネルギーを陰の気と見立てますが、途中覚醒型の不眠症は、この「陰の気」が(充実しないことが原因で)睡眠半ばで尽きる状態に相当すると考えられます。
この「陰の気」が充実しづらい背景・要因は、漢方的に見ても色々あります。例えば、脳が栄養不足で血の気が足りないと、陰の気を養うことができません。またその逆に、悩み事や考え事を重ねて脳に血の気が増えすぎる事も、陰の気の妨げになります。また一説には「深部体温の降下が、眠気を誘因となる」とも言われ、低体温の方や寝汗をかく方は深部体温が十分に下がらず、深い睡眠が得づらい場合もあります。花屋の政さんの場合も、どういったことが災いして睡眠を妨げているのか?という点を、一度じっくり詳しく相談してみると良いと思います。
なお、「酸棗仁湯」について「胃腸の弱い人や下痢の症状がある人には慎重に…」という記述があるのは、配合される「酸棗仁」が多くて胃腸を悪くすることを示唆しての事と思います。ちなみに「帰脾湯」は酸棗仁湯よりも胃腸虚弱向けなので、安心して服用できるとは思います(※なお、当方の帰脾湯には胃腸障害の記述はありませんでした)。
また漢方薬局が近くにない場合は、とりあえず電話相談(※たぶん無料。当方も無料。)を利用して、花屋の政さんの不眠症に関していろいろ話を聞いてみるのが良いと思います。漢方薬についても、できれば相談の上で購入した方がアフターフォローも含めて充実していると思いますよ。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/05/20 18:04
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