笹葉新さん
投稿日時: 2021/06/21 10:19
いつも相談に乗っていただき、ありがとうございます。
以前いただいていた回答から、甘麦大棗湯を作ってお試しで煎じて飲んでみていたのですが、やはり大棗が入っているためか、身体の感覚が戻ってくるのと同時に幻聴もうっすらでてきてしまい、中止せざるを得なくなってしまいました。この二ヶ月の間、漢方を色々試してみていました。こちらに書いていませんでしたが、幻聴が来る時、目を閉じると眼瞼痙攣の症状が起きて両目が小刻みにピクピクします。そこで、眼瞼痙攣に良い生薬として芍薬を加えて、脾を改善して睡眠時間を短くするために白朮と黄耆、また精神安定のため小麦(小麦は10粒ほど)の5種類を煎じて飲んでいます。
芍薬が良いと感じられたのは、甘草と芍薬(この二種類のみ)を一緒に煎じて飲んだ時です。甘草はひとかけらだけだったのですが、やたらと眠気とだるさが続いてしまい、長時間寝ていましたが、目を閉じた時の痙攣がゆら~としながら治まっていった手応えがありました(甘草のだるさのため芍薬のみ継続)。その後、アルギニンを飲んでいたら自生思考が強くなってしまい(おそらくテストステロン増大のためかと)、対応策としてツムラの抑肝散加陳皮半夏を飲んでいたのですが、こちらも甘草が含まれていたのか眠気とだるさが続いてしまい、中止してしまいました。やはり甘草・大棗が含まれているとだるさや幻聴が出てくるようです・・・。
また幻聴が起きる機序として、私は蒸留水を大量に飲むのですが、水中毒によっても眼瞼痙攣→耳鳴り→幻聴と来ているかもと思い、水中毒対策で海塩をちょっと多めの適量入れて飲むようにし(これまでも入れていましたが、3リットルに0.5g以下程度でした。今は、3リットルに1g~2gほど)、平肝作用のある菊花茶やセロリ、アロエ(セロリとアロエはスムージー)なども一緒に取っていますが、幻聴はこれでまた更に無い状態になり、自生思考もアルギニンの時より良くなってきました。
ですが、飲んでいる薬のジェネリックが成分は同じでも別のジェネリックに切り替わったことを契機に、幻聴が若干出てきやすい状態になってしまいました。そこで、眼瞼痙攣への対策を強くできればと思い、釣藤鈎も加えたらどうかと思っているのですが、大棗や甘草の経緯も鑑みて副作用が出るのではとちょっと心配です。漢方薬局さんのご意見を伺えたらと思います。
笹葉新さん、こんにちは。
甘麦大棗湯は合いませんでしたか・・・。甘草・大棗は甘い味により気分・血分の「動揺迫塞して上行するのを下降する」ので、症状に沿わないのかもしれません。小麦は栄養素が豊富であり、それ何らかの形で脳(中枢神経系にプラスに働くと思われますから、しっかり摂ると良いでしょう(※ちなみに、煎じの甘麦大棗湯だと1日分で20gを煎じます)。
眼瞼痙攣については周辺の血流・血管障害が絡むと思われますので、芍薬と共に釣藤鈎、さらには当帰や川芎も試してみると良いかもしれません。あとは以前に、加味帰脾湯で胃腸障害があった反面、睡眠時間が適正になったと報告されていたので、酸棗仁や竜眼肉なども効果的とも思います。
また改めて笹葉新さんのこれまでの経緯を振り返りますと、「腎志過多」の様相に近いのでは?という感じもします(※あくまで、個人的な見解です)。東洋医学では腎は志(≒意志活動)と関わりが深いので、腎気が盛ん過ぎると思考が「ムラムラ」したり、妙な考えが浮かびやすくなったりします(※良くも悪くも気持ちや思いが強くなる)。また腎は脾と相克の関係にありますが、笹葉新さんの場合は、脾を助ける甘草・大棗を摂ることで、反って腎を強めてしまう(脾が強くなるんだけど、それに負けじと腎も強まる流れ)のかもしれません。そして、また腎は心とも相克の関係にありますので、腎が強過ぎるとその分、心は参ってしまいます。・・・という風に考えると、竜骨・牡蛎・茯苓・桂皮といった生薬も候補にあがるかもしれませんが、いずれにせよ腎が心を抑えつけ過ぎないように配慮していく工夫が有効な気がします・・・。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。宜しくご検討下さいませ。
回答日時: 2021/06/21 13:42
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