はやかわさん
投稿日時: 2021/09/04 20:54
6月中旬、急に喉の痛みが激しくなり、茶色の痰が何度も出て、鼻水も大量に出ました。熱もあり、倦怠感があり、辛くて起きられない日もありました。症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返し、体調が元に戻るのに一ヶ月ほどかかりました。
今でも、味覚臭覚障害が残っていて、以前の様に食べ物の味があまりしません。
どの様な漢方が適していますか?
はやかわさん、こんにちは。
お訴えから察するに、慢性化した喉患い・鼻患いに伴い、臭いを感じる粘膜(にある神経細胞)の機能が損われ、嗅覚が損われているのでは?と感じます。味覚障害についても、苦いとか甘いとか感じるのであれば、舌(の粘膜)に起因するケースが多いですが、「食べ物の味があまりしません」というお訴えからは、風味を感じづらいと解釈でき、同じく嗅覚のトラブルかな?と思います。その一方で、味覚・嗅覚障害とは言いつつも「感じづらい」という点では「機能障害」というよりも「機能不全」に近いニュアンスと思います。
漢方的には「粘膜」という場所は表側にある(※鼻粘膜は鼻の表側、舌粘膜は舌の表側にある)と考えます。喉患い・鼻患いは詰まるところ、その「表」に起こる症状ですが、その症状によって「表」が塞がった場合(※「表」は原則、開放されているべきものなので)に粘膜の機能が損われ、臭いや味を感じづらくなるという訳です。症状は、一時的な原因で塞がることによる場合もあれば、開かない(≒閉じている)ことで慢性的に続く場合も想定されます。はやかわさんの場合は、一過性の症状という印象が濃いので、塞がりを取り除く治療が向くと思います。
漢方薬としては解表薬が数多く配合され、効能・効果に「味覚障害・嗅覚障害」の記載がある麗沢通気湯加辛夷などを試されてはいかがでしょうか?漢方薬の詳細については、改めて専門家にご相談下さい。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/09/06 17:04