ヤムヤムさん
投稿日時: 2021/09/08 19:36
1年前より不眠症で悩んでいます。
家庭内や仕事のトラブルが重なり不眠症状が出始めました。
入眠に時間がかかり、中途覚醒も多く全体的に浅い睡眠が続いています。朝も早朝覚醒があり、平均睡眠時間がトータルで4時間ほどです。
状況が落ち着けば治るだろうと思っていたのですが、中々不眠症状は治らずメンタルクリニックを受診しました。そこでは睡眠薬を処方されたのですが、薬の効果も長続きせず、依存性の問題もある事から睡眠薬に頼らないようにしようと減薬を始めました。
ただ不眠自体解消されている訳ではないので、減薬補助として漢方の効果を期待し漢方内科を受診。そこでは四逆散と黄蓮解毒湯を処方されています。
※喉の詰まり感を感じるようになった7月からは半夏厚朴湯が追加されています。
減薬を進めても状況は悪化していないので漢方の効果はあると思っています。不眠以外の症状として目の充血、鼻血、喉の詰まり感があったのですが、そちらは改善傾向にあります。
ただ肝心の睡眠が改善されておらず、もう少し何とかなればと思っています。
ご意見頂ければ幸いです。
ヤムヤムさん、こんにちは。
睡眠障害が長期に渡る点やお訴えの内容から推察しますに、精神・神経が慢性的に弱り、睡眠の質が悪くなっているのでは?とお見受けします。精神的な過労が続くことでも、同様の状態に陥ることが想定されますが、ヤムヤムさんのケースは「気力・体力を著しく損耗している」というよりも「気力・体力が足らず(≒回復しない)仕舞い」という状態に近い感じがします。そういうケースでは、ストレス・プレッシャーの有無に関わらず繊細(≒落ち着かない感じ)になり、気が休まりづらくなります。それは、引っ張っている訳でもないのに不思議と細まり、弛まない糸のようなニュアンスにも近いです。そして漢方的な視点からすれば、糸の張り・緩みは「気」の状態を、糸の太い・細いはその「気」を発する内臓(特に肝・心)の状態を象徴しています。要は糸が太い方が、張りや緩みに対してそれこそ「柔軟」に対応できますよ…という話です。
以上のように考えると、漢方的には精神・神経を安んずる(≒安神)ものが向くと思います。四逆散が合っている場合は、例えばこれに、茯苓や竜骨・牡蛎と加えるのも良いでしょう。また或いは、肝臓・心臓が血と縁深い臓器である点に従い、竜眼肉や酸棗仁といった養心安神の生薬を用いるのも効果的かもしれません。この点については、さらに詳しい問診&見立てが必要になりますから、専門家とよく相談の上、決めると良いでしょう。また最近ではサプリメントにも天然由来のものを用い、睡眠の質を整える効果が期待できるものが少なからず存在していますから、睡眠習慣を整える一助として試してみるのも一手と思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/09/09 20:31
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