meairさん
投稿日時: 2021/10/08 21:06
加味逍遙散と抑肝散陳皮半夏の併用について
お世話になります。
現在、胃部不快感(膨満感・げっぷ・たまにもたれ)、不眠(入眠・熟眠障害)、首こり、過緊張、神経質、冷え性、目の乾燥などが気になっています。
お腹を触ると、臍左側からみぞおちにかけて動悸していて硬めです。抑肝散陳皮半夏の腹証と合う気がするのですが、
たまになんとなくほてったり、舌裏の静脈が膨れていたり、生理痛が酷かったり、瘀血もあるようなので、加味逍遙散も合うような気がしています。
併用しても問題ないでしょうか?
抑肝散陳皮半夏だけでも瘀血や冷えにも効果はあるのでしょうか。
併用するとしたら桂枝茯苓丸や当帰芍薬散の方がいいでしょうか。
現在、茯苓飲合半夏厚朴湯を服用中で、胃部不快感は改善傾向です。
舌は歯形が目立って白っぽいことが多いです。
よろしくお願いいたします。
meairさん、こんにちは。
結論を先に言いますと、抑肝散陳皮半夏に駆お血剤を組み合わせる方が良いと思います。加味逍遥散は、気の巡りが悪く(≒散せずに)、血の気が充満して機能障害に及ぶのに対して、抑肝散は気の巡りの悪さが、血気を引かせる方向にに及ぶという立ち位置です。要するに、前者は血気が充満しやすくて、そのコントロールが上手にできない、後者は逆に血気が引きやすくて、そのコントロールが上手にできない・・・という関係です。両方を合わせると、一方は血気を下ろす方に、もう一方は血気を戻す(≒上げる)方に働くので、具合が悪くなることが予想されます。
抑肝散陳皮半夏は桂枝茯苓丸と当帰芍薬散の両方に合うと思います。またいずれにも「痰飲」への配慮がありますから、茯苓飲合半夏厚朴湯とも相性は悪くありません。最終的には、痰飲の兆候・程度で判断すべき(※当帰芍薬散は水滞の兆候が強い分、血虚・寒証に及んでいく)と思いますので、専門家に相談すると良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/10/11 15:39
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