ふじまこさん
投稿日時: 2021/11/01 06:34
半身の筋肉の突っ張りで長年悩んでいる物です。
西洋医学的には異常なしで、繊維筋痛症の典型例じゃないのですが、
繊維筋痛症の病名がついてます。
私はすすめられた漢方薬が副作用のようなものでなかなか続けて飲めません。
加味逍遥散を飲むと、吐き気や下痢。
独活寄生丸はお腹がパンパンに膨らんで便秘。
(ほかの漢方薬でもよくお腹がパンパンに膨らみます)
筋肉の過度な緊張が取りたくて・・・
柴胡剤や甘麦大棗湯、加味帰脾湯などを飲むと、
筋肉は少しほぐれてきますが、
夢見が酷く、日中も頭がかなりごちゃごちゃしてしまいます。
自分で浅いですが勉強したところ、血虚だと夢見が悪いとありますが、
温経湯や十全大補湯を数か月服用した時点でこの夢見でした。
温経湯は、かかとのひび割れや月経の状態によい感じがしますが、
1日1回だと、すぐに足の裏がガサガサしてしまい、
なぜ自分はこんなにも早く効果が切れてしまうんだろう?と思っています。
私は、一般的な効き方の反応でなく、
漢方薬にトライしては挫けています。
体質が特殊だからだと仕方ないと思うのですが、
こんな私でも、加味逍遥散や、独活寄生丸、柴胡剤などを
何か他の漢方で補って飲むことは出来ますか?
あるいは、このような体質でも、まだ漢方薬による解決方法はあるのでしょうか?
西洋医学では私の病は治せず、なんとかしたいと思っています。
漢方薬は飲み始めて4年で、温経湯や十全大補湯、桂枝茯苓丸は
合っていると思い続けています。
よろしくお願いします。
ふじまこさん、こんにちは。
お訴えの内容と服用中の漢方薬から判断しますに、気血がパワー不足気味な半面、滞りやすいのでは?とお見受けします。主訴である筋肉の突っ張りについては、筋肉の正常な機能を維持するのに必要な気血の巡りが、何らかの理由で停滞する為に起きているのでは?と推察されます。繊維筋痛症の場合は特に、その原因が脳(中枢神経)の興奮・緊張に起因するという説がありますが、早い話が脳や神経が興奮・緊張すると、それらでコントロールされている筋肉もまた緊張して強張るという流れです。また逆に、身体が緊張を抱える為に神経が休まらないという側面もあります。ふじまこさんの場合、この点が就寝中の夢見の多さ(≒レム睡眠の多さ)に及んでいるのかもしれませんね。
また一方、漢方では脳の思考・意識といった機能や興奮・緊張といった状態は、それを支える脳血流の状態にも影響されると考えます。要は、頭回りの血流が整っている方が、脳は活発になるし心神も開かれますよという話です。そして腸脳相関と同じく、頭回りの血流とお腹回りの血流はお互いに影響し合います。即ち、お腹回りがモヤモヤしていると、頭回りもモヤモヤしてしてしまうという流れです。ふじまこさんの場合、漢方薬の服用により胃腸障害がしばしば出現する点からは、胃腸の脆弱性の現れなのかも・・・という懸念があります(※あくまで記載内容からの判断ですので、この点についてはもう少し詳しい相談が必要です)。
漢方薬については情報が少ないので(※温経湯や十全大補湯、桂枝茯苓丸が合っているとの事ですが、具体的にはどういった部分なのでしょうか?)判断に悩むところですが、先に述べた「滞り」を改善する目的で四逆散や芍薬甘草湯、釣藤鈎を合わせると良いかもしれません。あるいは牛黄や地竜といった開竅・通絡の作用を有する動物生薬に頼ってみるのも一つと思います。お腹がパンパンに膨らみ、便秘になる場合は、枳実や厚朴や陳皮、人参などが入った漢方薬を併用して様子を見ると良いでしょう。なお、肌荒れに関しては内服剤と共に紫雲膏といった外用剤を用いる方法もあります。専門薬局であれば、そういった「匙加減」での対応が可能ですし、一度相談されてみると良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/11/01 15:58