はるなつさん
投稿日時: 2021/12/13 01:26
高校生の息子のアレルギー体質を治してあげたいです。特に鼻炎がひどくて春は花粉症が辛そうで鼻炎の薬をずっと飲んでましたがこの時期でも鼻炎がきつそうです。家には空気清浄機置いたりしてますが今でもクニヒロという鼻炎の薬を飲んでいますが薬は副作用が怖いので体質を変えてあげたいくらいです。
高校生の息子様のアレルギーの体質改善のご質問をありがとうございます。
鼻水がずっと出るのはしんどいですよね。
漢方薬の中にも、急性的に鼻水を止めるものもございますし、
長期に服用して、根本的に体質を改善するお薬もございます。
漢方薬は、眠たくなったり、口が乾いたりなのど副作用は出にくいで、安心してお飲みいただけます。
一度飲まれてみると良いと思います。
症状がひどくてしんどい時は、頓服的に病院のお薬と併用する事も可能です。
アレルギーは、食事や腸内環境なども関係してきます。
漢方の千幸堂薬局では、症状だけでなく、栄養面や生活習慣も含めてアドバイスさせていただきますので、
お気軽にお問合せくださいませ。
回答日時: 2021/12/25 13:59
はるなつさん、こんにちは。鼻炎による諸症状が重なると日常生活にも支障が出て大変ですね。学生さんの場合は、集中できずに学業上のパフォーマンスが落ちる心配もあります。
さて、アレルギー体質、特に鼻炎がひどいというお訴えですが、これはアレルギー体質というよりも、鼻腔粘膜が水腫・充血を抱えていることが原因かもしれません。アレルギーの実態は機能障害、過剰な炎症反応ですが、それが粘膜上で繰り返されると、粘膜は赤く腫れ、「副産物」として生じる腫れや充血を伴うようになります。そうして腫れや充血を抱えた粘膜(滲出が起こりやすい粘膜)では、アレルギー反応が増幅され、結果的に鼻炎は激化しやすくなります。要するに、アレルギー性鼻炎を繰り返し、粘膜が腫れ上がった状態で抗アレルギー薬を服用しても、効きづらいですよという話です。そうした鼻の状態を改善する際には、体表の血流を盛んにしつつ、血管を収縮して滲出を抑える漢方薬、例えば小青龍湯や越婢加朮湯などが向くと思います。
ちなみに、慢性鼻炎の漢方治療には虚・実の違いがあります。前述した小青龍湯や越婢加朮湯が合うのは実証寄りの、熱腫傾向が強い場合です。対して虚証寄りは粘膜に血の気がなく水っぽい、寒腫の状態に相当します。そうした状態は、花粉やアレルギーで誘発されたのでなく、全く別の要因、いうなれば呼吸器や粘膜の水はけが悪いといったことに起因しますから、用いる漢方薬もまた変わってきます。
一方で、過剰なアレルギー反応を鎮めるという点では、解毒証に用いる荊芥連翹湯が代表的です。これは鼻炎の「きっかけ」となっている炎症反応をコントロールする神経系・免疫系の亢進状態を抑えるニュアンスに近いです。亢進
状態には花粉やアレルギー物質のような外因のほか、ストレスや疲れといった内因も関係しています。普通のかぜを引くと、のどを腫らすタイプもこれに属する場合が多いです。
と、このように鼻炎やそれに附随するアレルギー体質の改善には、いろいろな見立てがあります。そこはやはり、専門家に相談の上、見立て&解説してもらった方が安全だと思います。実際に服用する漢方薬についても強いものは副作用を伴う場合がありますので、その点も合わせて相談されると良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/12/13 13:39
はるなつさんからのコメント