大野開人さん
投稿日時: 2022/01/12 17:30
大学入学1年目一人暮らしを始めて2020年の6月頃から食欲不振、吐き気があり、一か月ほどそのままでいたら動悸がするようになり、パニック症状がでて、精神科を受診したところ自律神経失調症と診断されました。そこで、レクサプロ錠とロフラゼプ酸エチル錠を服用するようななりました。
現在も精神科に通い上記の薬を服用しているのですが、動悸は収まったものの、いまだに食後のもたれ感、少し食べるだけでお腹一杯になる、食後の浅い吐き気が続いている状態です。(空腹感はあります)
体調が悪くなる前は、食事をいっぱい食べることができたのですが今はそれができなくて少し悲しいです。よくなる方法はありますでしょうか。
大野開人さん、こんにちは。
お訴えから察するに、神経症が治まった後も、お腹のデリケートさが続いている状態では?とお見受けます。日本人は根がまじめな性格も相まって、メンタルトラブルを通じて胃腸がデリケートになり、そのデリケートさが腸脳相関を通じ、脳にフィードバックされる面があります。ただ、これ自体は病的なものでなく、日本人が一定の割合で持つ遺伝的特徴に過ぎません。ストレスを抱えた端から、たちまちお腹の具合が悪くなっていく訳ではありませんから。
ただ漢方的な考えからすれば、神経症とかメンタルトラブルが強くなると、胃腸機能を支える元気(気血)が、だんだんと乏しくなっていく傾向にはあると思います。例えば、漫画とかで見かける「ストレスで胃が痛くなる」は、血の気が失せ、胃が冷されるという胃寒と呼ぶ急激な病態、要は機能障害に近いものですが、大野開人さんのケースはそれよりも時間をかけて、緩やかに及んでいく機能不全のようなものに近いと思います。「以前のように食べられない」という訴えも、何かに害されてそうなっているのではなく、胃腸が本来のポテンシャルを奮えない、そういうデリケートさから回復できないサインな気がします。
そう考えると、漢方薬としては消化・吸収の機能を発揮する「胃」を養う漢方薬、文字通りの養胃湯などがファースト・チョイスになると思います。また現状は、食事がどうしてもお腹の負担になってしまう面もありますから、胃の負担にならず、消化の良い食事を摂った方が胃にやさしいですよ。究極を言えば、お腹を元気にする薬膳・お粥とかも向きそうですけど、とりあえずは負担を減らしてあげるところから始めましょう。
大学一年目の一人暮らしはいろいろ大変だと思います。マイペースが崩され、心が重たくなったのかもしませんね。個人的には、食事は「楽しく取る」ということも、立派な薬になると思いますから、内容や量に限らず楽しい雰囲気で取れると良いですね。
回答日時: 2022/01/13 13:04
僕も50年前に同じようになりました。1浪で入った大学ですが、5月には「こりゃあ僕には合っていない」と思い一気に気持ちが萎えました。それから僕が走ったのがパチンコで、みんなが登校するために降りたバスで、逆方向の繁華街に出かけていました。そのおかげで精神だけは保てたと思うのです。ただ代償は結構大きくて、常に後ろめたさとお金には苦労しました。落ちていたタバコも吸いましたし、本気で自動販売機の下に落ちているかもしれないお金も探しました。
4年制の大学を5年かかって出ましたが、今思えば苦しくもあり、僕の人生を決定づけてくれた5年間でもありました。だって、薬以外の大学では教えてくれないことは、しっかり勉強できたのですから。
あなたは僕とは違う解決方法をとっただけです。おそらく大なり小なり多くの青年が落ちる青春の落とし穴だと思います。僕にとっては病気だとは思えないのです。僕らの青年時代のように、破壊的に生きていくことが好ましくないという風潮が強いですから、暗黙の束縛に包囲されていますから、多くの青年が生きづらそうにみえます。
恵まれた老人が世の中を動かし、彼らの安定を政治が最優先にしているのだから当然だと思います。恵まれた老人たちの犠牲になって、病人に仕立てられないでください。
僕も自律神経失調症が白衣を着ているような生活を半世紀してきたし、パニックも経験したし、あなたが今苦しんでいる「一口二口でそこからもう入って行かない」なども経験済みです。それは恐らく煎じ薬で簡単にお世話できます。できれば2種類の現代薬も飲まなくて済むようにしてあげたいとも思います。
漢方薬の世界ではそれにもちゃんと病名がついているのですから。現代薬にはその病名はなく抗うつ薬などが処方されるのです。
超劣等生だった薬剤師を信じてみようと思われましたら連絡してください。病気?にまじめに取り組んではだめですよ。まるで冗談のように治すのです。若い人に治らない不調なんてありませんよ。僕ら世代にはひたすら羨ましい限りです。
回答日時: 2022/01/13 09:46