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33歳の男性の会社員。

子供(小学生時代)のときに、何回か皮膚科にアトピーで受診したことがある。

今回、1年半前から手甲部の湿疹で、皮膚科受診するも、なかかな効果が表

れず、一時治療を止めていた。

 知人のモクタール軟膏のことを聞き。これで、一時よくなったが、また再燃し

 て、内服の漢方薬を希望され、らい局する。


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   症状は、両手甲の皮膚炎と、胸の毛孔部のやや盛り上がった紅い吹き

   出物ようの状態がある。痒みや落屑はあまり見られない。

  やや吹き出物てきな皮膚状態より。

  十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)に黄連解毒湯(おうれんげどくとう)のエキス剤を
  外用は、タイツ軟膏を塗布してもらうことに

    2週間後は、手の皮膚炎は少しよいが、胸の状態は全く効果がない。

    今度は十味敗毒湯に排膿散及湯、黄連解毒湯の組み合わせにする。
 
      次の2週間後は、病状に変化はなく寝付きが悪いので神経内科で、精神安定

      剤を処方してもらっていた。やや本人に興奮症にきみがあるので、抗精神薬

      の柴胡加竜骨牡蠣湯と、今回手甲部や胸の乾燥や落屑が気になることから

      当帰飲子(とうきいんし)を加味して飲んでもらうことに。

        今回はよく効果がでて、4週間で、ほぼ手、胸の皮疹は痕跡を残すだけに



     場合によっては、今回のように、皮膚に直接使う漢方薬ではなく、精神てきな
     ものに使う漢方薬でも、状態があうと皮膚病に非常によく効くことがります。

  
   

 

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