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45歳の公務員

1年前、期末の倉庫整理をした翌日、胸部に3ヶ所米粒くらいの発疹があり、
市販の痒み止めの軟膏を塗りました。しかし、次の日になると、大豆程度

に大きくなり、背中にも広がって皮膚科に受診し、急性の湿疹との診断で
ステロイド軟膏と抗ヒスタミン薬を処方された。よく効果があるものの、

やめると再発を繰り返し、他の皮膚科に変えてもステロイドで、経過は
同じでした。

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来局時の状態は、やや便秘きみで、患部は胸・背中に、マッチの頭くらい
から大豆くらいの発疹があり、黒く沈着しているところや、紅く炎症反応
が起こっているところもある。現在も時々ステロイドは塗っている。

皮膚状態が複雑なので、紅班などの炎症・痒みを目標に消風散(しょうふうさん)に、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を加えて服用した。

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1ヶ月後でかなりよくなり、2ヶ月後には、掻いたあとの色素沈着が目立つ
ようになったので、桂枝茯苓丸加ヨクイニン通導散(つうどうさん)を

合わせ、末梢血流の改善することに。以後3ヶ月ほど服用して皮膚状態は改善した。


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  本人が塗薬を嫌がったため、内服の漢方薬だけでも、効果がありました。

 

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