アトピー性皮膚炎・・冬になると悪化する。
寺町漢方薬局 (広島県広島市)
32歳の会社員。 幼児のころより、皮膚に時々湿疹が出る事はあったが、皮膚科の外用薬で治っていた。 5年前、仕事を変えたころから、湿疹が再発しだした。皮膚科や温泉療法や、健康食品 にも手を出したが、効果がでない。断食をしたり、食事制限をすると、良くなるが、すぐ 悪化してしまう。皮膚科でアトピーと診断されてきた。 皮膚状態は、顔と手の肘や足膝関節部が特に悪く、じゅくじゅくして、その後が乾燥して 瘡蓋状態になり、それが剥がれて、またじゅくじゅくする事を繰り返している。他の身体は 乾燥し、毛孔部が膨れて、痒く、掻いて掻破痕が多数できている。全身が粉をふいたよう な状態で、着替えの時などは床にたくさんの皮膚の屑が落ちるという。 このような状態に、消風散の煎じ薬をつくり、飲んでいただいて、外用はタイツ軟膏を、 1ヶ月ほどで、浸出液は治まったので、その後は温清飲と、桂枝茯苓丸加ヨクイニンを 使い、黄連軟膏を用いて皮膚の紅班と乾燥を防ぐことにした。 半年ほどかかったが、皮膚の乾燥が残る程度で、紅班も浸出液、落屑もなくなった。 |
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更新日: 2018/01/16 |
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