n1013さん
投稿日時: 2023/03/15 04:29
先月末、長男が入院した頃から眠れなくなりました。
寝つきは悪くないのですが、夜中2〜4時に目が覚めてしまいます。
長男はアセトン血性嘔吐症で入院したのですが
夜中ハッと目が覚めて、また吐いてないか、吐くんじゃないかと心配になり
寝返りの音なども気になってしまい
寝たような寝てないような感じで朝を迎えてしまいます。
先週、近くの漢方薬局に行き
酸棗仁湯と天王補腎丹を処方していただいて
それぞれ夜一回服用しています。
また吐くんじゃないか、という不安はだいぶ和らいできたように感じますし、
昨日は夜中目が覚めたものの、3週間ぶりに朝まで寝られました。
が、今日は今まさに、3時前に目が覚めたあと
手足に汗をかき、全身も発汗して、ドキドキしてきて呼吸が浅くなるような感覚があり
寝室を出てこちらのサイトに辿り着きました。
緊張状態が続いているのか、
昼間眠くなり疲れるものの、昼寝してしまうようなことはありません。
食欲はあり、便秘もありませんが、
元々胃腸は強くないタイプです。
副鼻腔炎になり、抗生物質も服用していますが
それの影響もあってか、口の中に苦味を感じます。
ぐっすり寝たいのですが、まだまだ時間がかかるものでしょうか?
また別のよい漢方はありますでしょうか?
n1013さん、初めまして
私は漢方医学に関する知識を持つ漢方薬専門店康氏漢方(こうしかんぽう)です。漢方医学は、中国で発展した伝統的な医療システムで、天然のハーブや植物、動物由来の物質を用いて病気を治療することを目的としています。漢方医学には、体のバランスを調整するための複数の方法があり、病気の原因に合わせて処方される漢方薬の種類や量が異なります。漢方医学は、西洋医学とは異なる視点から病気をとらえ、病気の予防や治療に役立ちます。
お子さんの入院や健康面の悩みがあると、不眠症に陥ることはよくあることです。不眠症には様々な原因があり、漢方薬でもその原因に合わせた治療を行うことができますが、まずは日常生活面で改善できる点を見直してみることが大切です。
まず、就寝前のスマートフォンやパソコンなどの画面の使用は控え、リラックスした音楽を聴いたり、お風呂に入ったりすることで睡眠前のリラックスを促すことができます。また、寝室を涼しく保ちますと、睡眠の質が向上することが報告されています。
漢方薬としては、ストレスや不安を和らげる作用がある「黄耆(おうぎ)」や「柴胡(さいこ)」などが配合された漢方薬が効果的です。また、血液循環を促進し、眠りの質を高める「当帰(とうき)」や「桂枝(けいし)」、ストレス解消や神経を安定させる「茯苓(ふくりょう)」なども使用されます。
ただし、漢方薬は体質や症状によって違いがあり、漢方薬を選定するためには漢方専門家の診断が必要です。また、漢方薬を使用する場合には、副作用や相互作用が生じる可能性があるため、漢方専門家の指導のもとに正しく使用するようにしてください。
不眠症には様々な原因があるため、漢方薬だけでなく、症状が改善されない場合には専門家の診断を受けることが重要です。今後も睡眠に関する悩みがある場合には、漢方専門家、睡眠専門などに相談してみることをお勧めします。
良かったら康氏漢方へご相談ください。(完全予約制ですので、まず予約TEL03-6915―1379まで)
回答日時: 2023/03/17 13:45
n1013さん さま
おはようございます。
ご子息さまが入院されたとのこと、ご心配のことと存じます。
心配事があって眠れない。
胃腸が弱い。
ドキドキする。
口の中が苦い。
ということは、心身疲労からの心脾両虚による不眠だと推定されます。
全身発汗は、ホルモンバランスの異常(更年期のような感じ)だと思われます。
漢方としては、寝る前に、心脾顆粒をお湯でわって飲むといいと思います。
途中覚醒したときは、同じようにもう一回、飲んでください。
一日分として、三回まで飲んでもかまいません。
発汗予防としては、逍遥顆粒がいいと思います。
お大事にないませ。
なかなか改善しないときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2023/03/16 11:05
n1013さん、はじめまして。
長男さん、何とか気持ち良く眠らせてあげたいですよね・・・。症状の特徴から察しますに、夜中の血気が盛んすぎることが災いしているのでは?と感じます。手足に汗をかく、全身の発汗、ドキドキしくてくる、いずれも、心臓が頑張って血液を巡らせているサインだと思います。就寝中は本来、血気が納まる時間帯で、それに伴い「頭寒足熱」が促されていくはずですが、長男さんの場合は不安感による緊張・興奮も手伝う形で頭の血気が旺盛になり、その結果として血気が納まりづらくなっているような状態ではとお見受けします。要は、夜は静かな時間帯で、それは人の身体も同じなんだけど、どういう訳か夜半に気が動転している、といった状態です。東洋医学的には、血流の出入に関わるのは肝臓ですが、この肝臓は自律神経の役割も担うので、そういう意味では自律神経系が亢進している状態とも言えるかもしれません。
そして今現在の漢方薬では、肝のお手当てまでカバーするのは、ちょっと難しいかもしれません(※あくまで私個人の見解ですけど)。「少しでも早くぐっすり眠らせてあげたい」という点では、就寝中に出現する熱を冷ます柴胡剤、もしくは温胆湯が有効しれません。いずれの漢方薬も、「大病後に出現する精神的な不調」を目安にしばしば使う漢方薬です。
あと、漢方薬の服用回数が夜1回だけというのが、ちょっとだけ気になります。ではでは。
回答日時: 2023/03/15 12:40
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