ゴマゴマさん
投稿日時: 2023/09/18 14:47
3年前くらいから排便異常があり、非常に困っています。
具体的な症状としては、
1日に何回も排便があり、
起床後→通勤時→朝食後→昼食後→夕食後という感じの排便です。
スッキリしない軟便で便意が強く、未消化物が混ざり、黄色っぽくベトベトしていて、便器に付着しやすく、トイレットペーパーで拭き取りにくいです。
おならが多く、少量の腸液がパンツに付着することがあります。
食後もゲップ、胃の中が水?の音がします。
この症状が出てから、代謝が悪いのか、健康診断で肥満になり、脂肪肝、コレステロール値が高めになりました。
腹が張って、寝付きが悪く、夜中に何度も目が覚めてしまいます。
手や足が火照り、汗をかきやすいわりに、腹回りは冷たいです。
精神的にイライラしやすくなりました。
大腸内視鏡も異常がなく、便通異常改善薬のイリボーやポリカル、ロペミン、整腸剤のビオフェルミン、ミヤリサン、漢方の真武湯、半夏瀉心湯などを数年処方されましたが、全く効果は無く、通院するのをやめてしまいました。
とにかく、トイレを探さないといけないため、仕事してもプライベートでも落ち着かなくてかなり困っています。
私のような症状に合う漢方が知りたいです。
黄色っぽくベトベトしていて
便器に付着しやすいなどから
湿熱が悪さをしているように感じます。
健康診断で肥満になり、脂肪肝
コレステロール値が高めになることから
お腹の吸収する働きには
もちろん問題はあるものの
主たる原因ではない感じがします。
腹が張る、精神的に
イライラしやすくなったなどから
運搬する役目である
肝気の働きが乱れていて
お腹が吸収した後の栄養を
肝気がきちんと運ぶことができない
つまり、吸収と運搬の連携が
上手く取れないため
下痢になっている感じがします。
また、トイレを探さないといけないため
仕事してもプライベートでも
落ち着かなくてかなり困っています。
と、ありますことから
肝気はもちろんの事
精神的な働きを調整する
心気についても
考慮しないといけないのでは
と思います。
心気の働きが乱れますと
肝気の働きも乱れてしまう事が
多くあるからです。
これは、予期不安を感じることで
身体が緊張してしまうような感じです。
それで言いますと
真武湯や半夏瀉心湯では
肝気や心気の調整には
あまり踏み込めないため
効果が薄かったのかもしれません。
改善するためには
お腹の働きを助けるものと共に
肝気を調整するものや
心気の調整をするモノを合わせる必要が
あるように感じます。
お大事になさってください。
回答日時: 2023/09/20 14:16
ゴマゴマさん さま
排便の異常でお悩みとのこと、おつらいことと存じます。
イライラして、目が覚めやすく、脂肪肝で、排便回数が多く、ベトベト便ということは、肝胆湿熱の体質だと推定されます。
茵蔯五苓散がいいかもしれません。
漢方サプリとして、田七人参も併用するとさらにいいかもしれません。
それらを続けて体質改善がすすめば、排便回数も減って正常化していくものと思います。
喫煙を中止して、飲酒と揚げ物(フライやトンカツ)とラーメンとコーヒーなどを食べない食事がとても大切になります。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2023/09/20 13:42
ゴマゴマさん、はじめまして。
お訴えから察するに、腸粘膜の機能的異常やそれに伴う腸内の体液(分泌液)代謝の悪化による下痢では?とお見受けします。漢方では痢疾と呼ばれるものに近い印象です。大腸内視鏡では異常がないという事ですが、このタイプの下痢は、排便後もしばらくすると水分・体液が滲出し、溜まっていくので、繰り返し排便を催しやすくなります。また、便の様相からして「粘液便」の様相もありますし、腹が張る、食後にゲップが出る、おならが多いという特徴からは、腸粘膜の異常が、腸の運動にも影響を及ぼしているのでは?と推察します。ただ、「腸粘膜の異常」といっても、必ずしも器質的な異常を伴う訳ではないので内視鏡検査でもわかりにくいと思います。
「腸粘膜の異常」は先に述べたように体液(分泌液)代謝の異常と相互で起こるものと考えられますが、漢方ではそうした異常は体内の「熱」・「寒」に伴って起きると考えます。例えば、最近では「胆汁性下痢」なんていうのも報告されていますが、脂っこい食生活に傾倒することで胆汁分泌が増える点からすれば、このような下痢は「熱性の痢疾」と見立てることができると、そういう話です(※ゴマゴマさんが胆汁性下痢かどうか?を現時点で判断することは難しいですが、朝食前でも下痢する辺り、ちょっと異なる気もします)。
漢方薬については判断が難しいところですが、粘液便からは大腸性の下痢であると推察されるので、蠕動運動を調整する桂枝加芍薬湯、加えて腸内の水分状態を改善する五苓散などから服用を始めて、反応を見てみると良いと思います。そして経過観察は、専門家に相談して判断してもらう方が賢明でしょう。ではでは。
回答日時: 2023/09/19 16:49