かなかなさん
投稿日時: 2023/09/19 10:39
不眠で悩んでいます。
元々寝付きが悪く、横になってからも色々と考えてしまい、深く眠れた感覚がなく、朝も早く目覚めてしまいます。
加味帰脾湯を服用していて、抑肝散陳皮半夏の併用も始めました。
みぞおちから臍の辺りまで動悸があるので、抑肝散陳皮半夏の適用かと思い始めました。加味帰脾湯は耳管開放症での服用でしたが、不眠の効能があるので続けています。
症状として
過緊張 多汗(特に頭と首元)
緊張で汗が流れてきます。
手の平足裏汗 寒がり
驚きやすい 車酔い 食後すぐの排便
食後の眠気 あざが出来やすい 舌のヒビ割れ
喉が渇いて水分を沢山とる トイレが近い
お腹の動悸を含め、上記は子供の頃からの症状で、手足の冷えもあったのですが、現在は緩和されてきました。
過去の出来事を思い出しイライラしたりする事が多いので、不安も感じやすいのですが、どちらかといったら怒りで不眠になっているのではと思います。
どの漢方が適切かアドバイスお願いします。
かなかなさん、はじめまして。
まず帰脾湯は「心血不足」に伴う神経症状や不眠に適する漢方薬なので、例えば考え事や悩み事などを通じて「心血」を注ぎ過ぎた状態があれば、適すると思います。逆にいえば、それ以外の不眠では効果が感じにくい部分があるかと。そういう場合は生薬単体の「酸棗仁」を用いて別の処方と合わせるか、柏子仁を用いた柏子養心丸の方が重宝すると思います。また柏子養心丸には滋陰(潤いを補う)作用も持つ生薬が数種類配合され、これが渇き症状や脳の興奮性を鎮めると期待されるので、その点もかなかなさんの訴えに合致するのではないかと。と、そのように考えると、「熱」をターゲットにした柴胡剤、もしくは抑肝散芍薬黄連が向く気がしなくもないです・・・。睡眠障害を「神経障害(に伴う症状)」と見立てるとか、それとも「胃腸障害(に伴う症状)」と見立てるかの違いです。ではでは。
回答日時: 2023/09/19 17:47
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