yyyさん
投稿日時: 2024/04/01 16:34
数ヶ月前から、不安になったり焦ったりすると、ソワソワしてきて、動悸がするようになりました。
先日車の渋滞がトンネル内で起こった時に、トイレにいきたくなったら、、と思ったら同じような症状が出て不安感がより強くなってしまいました。
ネットで色々検索しているうちに、電車やバスに乗れない、人混みが苦手など、いろんな方の体験談を読んでいたら、さらに不安になってしまい、自分もそうなるんじゃないかと不安になり、外出して電車に乗る時に思い出して緊張して、動悸がしているような感じがしてしまう、、ようなことが増えてしまっています。
心療内科に行ったら抗不安薬を頓服として頂きましたが、調べたら依存性があると知り、飲むことに抵抗があり、飲んでません。
漢方でなんとかならないかなとすがるような気持ちで質問しました。
不安で仕方がない→不安になる→体調が悪い気がするというこのループから抜け出したいです、、
こういう不安感や、もしパニック症状がでたときに効く漢方薬があればどうか教えて頂きたいです。
よろしくお願いします。
こんにちは。
誠心堂薬局船橋店です。
不安感やパニック症状が出たときに効く漢方薬があればとのことですが、漢方の種類はいくつかあります。
下記にあげる内容の漢方薬をご参考下さい。
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
・桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
・加味逍遙散(かみしょうようさん)
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
・加味帰脾湯(かみきひとう)
これらの中から適した漢方を選定していくのですが、それには脈や舌の状態、顔色や髪、爪の状態、
生活のパターン(食事・睡眠・排泄・運動・仕事の状況)、生理の状況を伺っていく必要があります。
不安感や動悸が数か月前より発症したとなれば、その期間は漢方治療の必要性がありますし、全然不安感や動悸など
なかった状態からどのようなきっかけで不安感などでてくるようになったのかということを把握することも大切です。
そのため、一般的な漢方を申し上げることは上記のようにできますが、
yyyさんに適切な漢方をご提案するとなれば一度ご相談をおすすめ致します。
当店では、ご来店はもちろん、電話相談やZOOM相談も行っていますので
もしご相談希望であればお問合せ下さいませ。
回答日時: 2024/04/02 20:51
yyyさん さま
こんにちは。
不安感やパニック症状がでるとのこと、おつらいことと存じます。
ストレスや更年期に近づくと、ホルモンバランスが乱れやすくなって、精神不安がおきやすくなります。
精神不安が続くと、睡眠の質がだんだんと低下して、パニックになることがあります。
抗不安薬はたしかに依存性はありますね。
漢方で対処するとすると、女性を健康に導く漢方薬を中心にしていくといいと思います。
冷え性があるタイプは、婦宝当帰膠がいいかもしれません。
睡眠不足があるタイプなら、心脾顆粒がいいかもしれません。
頭痛や目まいや立ちくらみがあるタイプなら、苓桂朮甘湯がいいかもしれません。
パニックの症状が出たときは、頓服として、廣東牛黄清心元がいいかもしれません。
動悸が続くときは、回春仙を一粒飲むと動悸がおさまってきます。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身の不調でお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2024/04/02 11:21
yyyさん、はじめまして。
不安感やそれに伴う諸症状、例えば動悸や胸苦しさ、胃不快感などは、鳩尾周辺の「水飲(水系の病理産物)」が引き起こすと考えます。俗に、気が晴れる(不安感が晴れる)様を「溜飲が下がる」といいますが、溜飲はまさしく滞溜した水飲を意味します。またそのようにして溜飲を抱える事で、胆が本来の力を発揮できず、「胆が冷えた」に相当する状態を招くこともあります。漢方的には、水は気の巡りに対する潤滑剤のような役割を果たすのですが、その水が悪さをすると、潤滑とは真逆の気を乱す存在となってしまうと、そういう話です。また、西洋医学の分野で「腸脳相関」や「胃脳相関」と評されますが、「胃腸辺りにモヤモヤした不快感があると、精神面の穏やかさが妨げられる」というのが実体験としても起こり得ます。
漢方治療に対しては、さらに詳しい問診を行いたいところですが、お訴えの内容からは茯苓(ぶくりょう)が主薬の漢方処方が向くかもと思います。茯苓の薬能は利水(水を利する)・安神(心神を安んずる)というなかなかにユニークなものです。茯苓を用いた処方で不安神経症やパニック症状に対するものとして、店頭では定悸飲という処方をしばしば用います。yyyさんのケースでは、この定悸飲をベースにまた別の処方(例えば適当な柴胡剤や温胆湯など)を組み合わせた方が良いか?は判断が分かれるところなので、その辺りは漢方専門薬局の店頭で相談されることをお勧めします。ではでは。
回答日時: 2024/04/01 17:46