カーネーションさん
投稿日時: 2024/04/03 16:14
1年前に大きなめまいがあり、その後ふわふわするようなふらつきが残っています。
不安感もある為、柴胡桂枝乾姜湯と五苓散を処方されています。
実の証で痰湿タイプであると見立てて貰った事があるのですが、この2つのお薬は合っていますでしょうか?
よろしくお願いします。
こんにちは。
誠心堂薬局船橋店です。
1年前に大きなめまい→ふわふわするようなふらつき+不安感
漢方は、柴胡桂枝乾姜湯と五苓散を処方されているとのこと。
柴胡桂枝乾姜湯は実証か虚証かでいえば虚証の薬、五苓散は実証や虚証に関係なくどちらの体質でも使用可能な漢方です。
従って現在のカーネーション様の状態が実証、痰湿タイプの状態であるならば、上記の漢方は合っているという判断には疑問が残ります。
実際柴胡桂枝乾姜湯と五苓散はいつから飲み始めているのでしょうか?めまいがでた当初からずっとこの2種類の漢方で処方されているのでしょうか?
現在の処方で適しているのか、ご不安なためお聞きになっているかと思いますが、
もう一度処方された先生にこの2種類が出された理由をお聞きになると良いと思います。
回答日時: 2024/04/04 16:40
カーネーションさん さま
こんにちは。
ふわふわするようなふらつきが続いているとのこと、おつらいことと存じます。
目まいや立ちくらみは、平衡感覚を司る三半規管の異常が多いですね。
更年期以降になると目まいや立ちくらみや頭痛や肩こりや首こりや腰痛や関節痛などに悩む方が増えます。
漢方的には、腎虚と於血の体質が原因です。
五苓散は、腎に作用する漢方薬で、虚実に関係なく使用する処方です。
柴胡桂枝乾姜湯は、風邪や血の道にも使用する漢方薬で、虚証タイプの処方です。
このふたつを使用することは問題はありませんが、どちらかというと虚証に傾く組み合わせになります。
実証で痰湿で、まだふらつき感が続くときは、沢瀉湯がいいかもしれません。
沢瀉湯で効果がでないときは、気血水のめぐりに問題があるのかもしれません。
その場合は、活血補腎するといいでしょう。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや心身の不調でお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2024/04/04 12:29
カーネーションさんからのコメント
カーネーションさん、はじめまして。
五苓散に含まれる「タクシャ」や「ビャクジュツ」、「ブクリョウ」などは、痰飲が絡む平衡障害に効果は期待できる生薬なので、カーネーションさんのふらつきが水が絡む症状であれば、試す価値はあると思います。
ただ一方で、「ふわふわするようなふらつき」というのが、動作時に起きるのか?それとも静止時でも起きているのか?など、めまい・ふらつきの症状は人それぞれ多彩ですし、それに対して用いる生薬、引いては漢方処方も異なります。今回で言えば、柴胡桂枝乾姜湯+五苓散の組み合わせを処方された先生が何をターゲットにされたのか?それこそ、実の証で痰湿タイプであると見立てたのか?或いはカーネーションさんのふらつきの特徴から選択されたのか?また別の理由から導き出したのか?が、重要なポイントです。本来であれば、その部分を処方して下さった先生に確認いただくのが一番ですが、後付けとしては、ふらつきの特徴や傾向から、合っていそうかどうか?を判断する程度ですね。そこは、「ふわふわするようなふらつきが残っている」という情報だけでは、さすがに判断が難しいので、詳しい問診というか確認が必要になります。可能であれば、漢方に詳しい相談薬局に問い合わせてみると良いでしょう(※もちろん、一番は処方して下さった先生ですが)。ではでは。
回答日時: 2024/04/03 19:08
カーネーションさんからのコメント
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