ららむさん
投稿日時: 2024/05/28 18:25
耳鳴りをなくしたく、こちらにたどり着きました。2024年1月末、良性発作性頭位めまい症になり、めまいが続きましたがなんとか3月頃にはめまいはほぼなおりました。しかしこの頭位めまい症発症の1週間後にはキーンという高音の耳鳴りが左に出てきました。
その時耳鼻科にいって検査をしても聴力もわるくなく、定期的に通院してビタミン剤などを飲んでいますが治りません。
・気圧で片頭痛、めまいが出るなどもあってその時五苓散ももらい、今でも飲んでいます
また、難聴がないので自律神経の問題もあるかもしれないと思い(これは自分で勝手に)、昔もらっていた半夏厚朴湯や当帰芍薬散など飲んでみていますが、効果はまだ出ていません。
現時点の症状としては
・イライラしやすいが不安にもなりやすい
・肩が以上に凝る瞬間がある
・おりものの量がかなり増えた(これも産婦人科通院して異常なしでした)
・期外収縮がすごい増えている、動悸がする(これも循環器内科に通院しているが原因不明)
・頻尿
・夜眠りが浅く、目が覚め、毎回変な夢を見る
・頭位めまい症になった恐怖・ストレスや、最近かなりショックなことが起きたりと、立て続けに精神的にまいることやストレスになることあった
という状況になってきて、左耳だけだったキーンという高音耳鳴りがキキ。キーンとモールス信号みたいになったり、右耳もキン、キ、キン・・という耳鳴りがして両耳が鳴っている状態です。
たまに左耳だけ、 右耳だけ というときもありますが基本は両方鳴っているようです。
この状態でさらに精神的にまいってきています。
よい漢方、養生はないでしょうか?ぜひご指導よろしくお願いいたします
ららむさん、はじめまして。
漢方では、耳の機能(≒耳が正常に通じる)は、耳に出入りする気で発揮すると考えます。音というのも外気(≒空気の震動)を内気(≒神経の信号)に変えて伝わっていると考えれば、納得できる話です。そして耳鳴りがするというのは、何らかの理由で内気が乱れた状態と表現することができますが、ららむさんの今回のケースでいえば、そこには耳の緊張(あるいは疲弊)が関わっていると思われます。要は、耳が緊張したり疲弊したりすれば、気の出入りが悪くなり(≒滑らかに出入りしうらくなり)、その兆候として耳鳴りが起きるという流れです。
東洋医学的には、耳に出入りする気は特に五臓の肝・腎と関係が深いとされますが、肝は自律神経系の調節機能や毛細血管の血流循環に関係する一面もあり、そういった側面から耳の機能に影響を及ぼすことが考えられます。また一方で、気の働きにはそれを支える血・水の働きも関係しており、気の変調・異常にはしばしば、血・水の変調を伴うケースがあります。実際、耳の異常は内耳のリンパ液異常、あるいは高血圧や血の道症(OTCの漢方薬ではしばしば、随伴症状に耳鳴りの記述があります)と関係が深いです。さしずめ、気が耳の機能・状態に関係するのに対し、血・水は耳の保守や保全、メンテナンスに関わるといったところでしょうか。また今回のららむのケースのように、耳鳴りと(耳鳴りによる)ストレスは悪循環を引き起こし、それだけ気を悪くし、血・水を損じていきます。そうして耳が「ジリ貧」になっていくほどに、耳鳴りもまた繊細・神経質になっていきます。
ららむさんのケース、漢方薬としては耳の気を整える処方に尽きる訳ですが、それには耳の緊張を解しつつ、耳を滋養する血・水を回復することが効果的と思います。実際、恐怖・ストレス、あるいは精神手的なショックは気を動転させ、血の気を引かすので、そうした影響はまた耳にも及びうるという訳です。実際の漢方薬としては肝のお手当に重点を置き、柴胡疎肝湯や当帰養血精が適すると思いますが、耳鳴りの漢方治療には根気も必要なので、予算面も含め、店頭でよく相談されることをお勧めします。ではでは。
回答日時: 2024/05/29 11:52
ららむさん さま
耳鳴りでお悩みとのこと、おつらいことと存じます。
頭位めまい症になったり、肩こり、イライラ、不安、ストレス過多になったり、眠りが浅く変な夢をみたり、期外収縮が増えたりとしたことから、
漢方でいう「心」と「腎」に問題があり、「於血」が多そうです。
心脾顆粒を続けて、心を改善するといいでしょう。
杞菊地黄丸を続けて、腎を改善するといいでしょう。
冠元顆粒を続けて、於血(微小血管循環障害)を改善するといいでしょう。
しばらく続けると、耳鳴りも減ってなくなっていくでしょう。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身の不調でお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2024/05/29 11:03
ららむさんからのコメント
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