くぼっちさん
投稿日時: 2024/06/24 15:50
心室性期外収縮持ちです。不整脈が頻繁に出るようになり、抗不整脈を処方され、3度薬を変えましたが、合うものがなく、服用も怖くなりました。他に処方された加味帰脾湯は飲むようにしてますが不整脈に効きますか?あと、以前当帰芍薬散も処方されてたのですが併用できますか?今は不整脈、不安、緊張、動悸が主です。自律神経も弱っていると思います。
くぼっちさん さま
心室性期外収縮で不整脈がでるとのこと、気分が落ち着かないことと存じます。
心室性期外収縮は、しばらくするとさらに悪くなることがありますので体質改善をおすすめいたします。
加味帰脾湯は、火照りまたはイライラを伴う心脾両虚に良く効きます。
不眠や物忘れや貧血などの症状です。
不整脈、不安、緊張、動悸が主な症状であれば使用できすね。
当帰芍薬散は、浮腫みをともなう冷え性や貧血や生理痛などの血虚に良く効きます。
虚弱な方の婦人病の定番ですから、併用も可能です。
漢方的には、麦味参顆粒と心沙棘を組み合わせて使用すると不安や動悸や不整脈は減ってきていいかもしれません。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身の不調でお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2024/06/25 11:31
くぼっちさん、はじめまして。
帰脾湯は古典に「思慮過度のあまり心と脾を傷つけ、健忘や胸騒ぎする病気になったものを治す」と解説されている点から、精神疲労や大病による「失血」からくる不整脈(※心血虚に伴う不整脈)に対しては、効果が期待できるかと。裏を返せば、循環器病としての不整脈に対しては効果が発揮しづらいです。くぼっちさんの場合、不安や緊張の症状が「失血」によるものか?も、気になるところですね。失血気味だと、自律神経も弱るというか、不振・不全になっていきますし。一方で、心血虚でなく、気逆傾向が強い場合は苓桂甘棗湯や苓桂朮甘湯加牡蛎が向くと思います。これらの処方と当帰芍薬散は用いる生薬の半分は同じなので、併用すること自体は問題ないかと(とはいえ、当帰芍薬散は気逆に対する漢方薬としては約不足なところもありますけど)。心血虚か気逆か?といった判断は、専門家にしてもらうと良いかと。ではでは。
回答日時: 2024/06/25 11:05