ちびくろりんさん
投稿日時: 2024/08/02 07:14
閉経を迎える頃に卵巣嚢腫(5~6㎝)と診断されて、10年以上大きさは変化なしで経過観察を続けています。先生からは万が一のために手術(腹腔鏡)した方が安心だと言われているのですが、私が臆病なので決断できずに今に至っています。
ホルモン異常の関係かもしれませんが、4年ほど前に視野欠損の症状が出て、検査をすると脳下垂体に腫瘍のようなものができていると分かり、こちらも定期的に検査を続けたのですが、結論としては問題のないものだということになりそのまま様子見になりました。
婦人科の先生は、卵巣の影響かもしれないと言われています。
体質的にそういうものができやすいのかもしれないと…
エストロゲンの不足から膣萎縮症がひどくなったため、少し前からホルモン補充療法を1ヶ月ほど続けることになりました。
実は以前にも更年期の症状緩和のために閉経の頃から服薬していましたが、自分の勝手な判断で中断していました。それから1、2年後に脳下垂体に腫瘍が見つかったので、服薬していた方が良かったのかなと思ったりもしましたが、何が良いのか分かりません。
5年ほど前から不眠にも悩まされエチゾラムを処方してもらっています。
卵巣嚢腫が改善すれば、色々な体の不調も良くなるのではないかとも思うのですが、どうしても手術には踏み切れません。
何とか漢方薬で改善できる望みがないでしょうか?
ちびくろりんさん、はじめまして。
まず卵巣嚢腫に関してですが、「漿液性嚢腫」や「チョコレート嚢腫」と呼ばれるものであれば、漢方薬でも対処可能と思います。漢方治療としては瘀血(≒血鬱)や水滞が絡む病態と解釈し、それに見立った漢方薬を選択することになるかと。加えて、エストロゲンの不足や膣萎縮症といった側面からは、血虚の兆候もありそうですが、この点も卵巣嚢腫の漢方治療に絡んでくると思います。漢方薬薬としては例えば、癥痼(ちょうこ:下腹部にできた腫物)に用いる甲字湯加土鼈甲となどが向くと思います。実際の漢方薬については、これまでの経過を含めて専門家にしっかり相談の上、判断してもらうと良いでしょう。
ちなみに。女性ホルモンのエストロゲンは「女性の身体を作るホルモン」として子宮内膜を増殖するので、これが子宮内膜炎や子宮筋腫、卵巣嚢腫の一因になるという説があります。いわゆる「エストロゲン優勢状態」には女性としてのメリットも多いけど、例えば乳がんの増殖にエストロゲンが関係している等、デメリットも少なくありません。あくまで大切なのは、女性ホルモンの「ハーモニー」ですので。ではでは。
回答日時: 2024/08/02 13:15
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