itamiさん
投稿日時: 2024/08/24 10:32
娘が十数年毎月、生理が始まる頃に口内炎が毎月できます。大きく腫れ強い痛みを伴ないます。
全身症状として口内炎ができる時は唇もカサカサになり上に熱が籠もる感じで、必ず下痢になります。体型は痩せ型で疲れやすくて顔から上が脂っぽく、背中から下はカサカサしていて石鹸を使わずお湯洗いしています。
生理痛が18歳位から強く下血もドロっとしがちですが、サラサラした血液の時は比較的口内炎も生理痛も軽めになります。
腹直筋が張っていてくすぐったがりで、ニキビがあって蚊に刺されると腫れ上がりなかなか治らないので、荊芥連翹湯を処方された事もありました。
口内炎、生理痛ともに命の母ホワイトが効いて軽い症状になるときがありますので、生理前後には毎月飲んでいます。手足が冷え虚弱体質で胃腸もそれほど強くないので毎日ではありませんが補中益気湯を飲んだりしています。そのせいか風邪はひかずにすんでます。
生理と関係してるのでホルモンバランスのせいではと感じています。
何か良い漢方はあるでしょうか?
口内炎をひきおこす基本的な病因は『熱邪』です。
熱邪による熱証に対しては清熱剤の使用が一般的です。
熱証には実熱と陰虚に伴う虚熱があるので、これを念頭におくことが必要です。
夜ふかしや過労、偏った食生活などによって生理的なバランスが乱れると、からだの抵抗力が弱まり、炎症を起こしやすくなる傾向があります。とくにストレスなどで胃腸の調子をくずすと、口内炎のリスクが高まります。
ここでは、
・生理になる頃、口内炎が発生するということ。
・十数年毎月繰り返していること
Itamiさんがおっしゃるようにホルモンバランスの影響からきている口内炎が考えられます。
他、
・口内炎、生理痛ともに命の母ホワイトが効いて軽い症状になるときがある
・唇のカサカサ
・上に熱が籠もる感じ
・必ず下痢する
・体型は痩せ型
・疲れやすい
・顔から上が脂っぽく、背中から下はカサカサ
・にきび
・腹直筋のはり
・くすぐったがり
・手足の冷え
・胃腸虚弱
・蚊に刺されると腫れ上がりなかなかなおらない
とあり、症状のメカニズムについて考えるとします。
冷えや血行不良のために栄養不良の状態が生じ、そうすると体が十分潤わないので皮膚につやがなくかさかさし、唇が乾燥しやすい状態になります。生理痛は、静脈側で血行が悪化し、うっ血を生じて骨盤内で卵巣や子宮の機能が失調していることで引き起こされている可能性を考えます。熱は上にいく傾向があるため、顔から上が油っぽく、にきびができやすい状態になります。
では、この熱はどこから発生しているのか?
十数年毎月繰り返していることから少しずつ年月をかけて身体を冷ます働きのある水分を不足させ、それによって熱を冷ます力が弱まり、熱が生じたと考えられます。また、それ以外に腹直筋がはりやくすぐったがりなのは、過緊張状態からそうなる傾向にあるとされ、ストレスもあるのではないでしょうか。そこから発生する熱も考えられます。
疲れやすい、やせ型、胃腸虚弱からエネルギー(気)を作りづらく、気による推動が無力なために体内の熱を放散することができず、熱が体内に存在すると考えます。
そのために口内炎が生じているのではないでしょうか。
可能性として原因は一つではないと考えます。
以上の観点から
漢方は温経湯、小建中湯、清心蓮子飲を検討して服用していくとよいのではないかと考えます。
ご参考になれば幸いです。
回答日時: 2024/08/27 22:07
itamiさん さま
こんにちは。
お嬢さまが、月経前になると強い痛みのある口内炎になるとのこと、ご心配のことと存じます。
月経前症候群の方によくみられる症状のひとつに口内炎があります。
月経前の高温期になると、口内炎がおき、生理がはじまると落ち着いてきます。
ドライスキンもあるようですから命の母より、他の漢方も選択してみるといいと思います。
たとえば、温清飲などを続けるといいかもしれません。
虚弱体質もあるようですし、補中益気湯でもかまいませんが、香砂六君子湯を併用すると血の道と下痢を整えるためにいいかもしれません。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときや、心身の不調でお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2024/08/26 14:02
itamiさん、はじめまして。
お訴えから察するに、生理に伴う血熱が災いしているのでは?とお見受けします。唇がカサカサになる、顔から上が脂っぽいというのも血熱が絡んでいそうな症状かと。下血がドロッとしがちな面も同じくですが、血熱の徴候が強くなると、月経周期が短くなる場合もあるので、その辺りが気になるところです。ちなみに、娘さんのケースですと手足の冷えや背面の肌のカサカサ具合、ホルモンバランスの乱れやすさ等々を考慮すると、血虚も影響していそうな気配がありますね。
漢方薬としての命の母ホワイトは、桂枝茯苓丸+当帰芍薬散+人参・大黄に相当しますので、これに加味逍遥散や柴胡四物湯を加えて様子を見るのが有効かと。また口内炎に特化するならば、血毒症状を鎮める桂枝五物湯を生理直前に適宜、併用するのも一つと思います。ではでは。
回答日時: 2024/08/26 13:16