かなぶんさん
投稿日時: 2018/06/05 13:06
娘のことで相談します。
14才女の子です。昨年10月頭痛、肩こり、動悸、朝起きられない症状から起立性調節障害て診断されました。
しばらく学校を休み、休養し現在は朝起きられない、階段の昇降で少し動悸がある程度まで回復しました。起床後は元気に登校しており、食欲も最近出てきています。
ただ、夜10時前には寝ても昼頃にやっと起きてくるためなんとか改善したいと病院の先生にも相談していますが難しいところです。
今まで西洋薬は強すぎて合わず、漢方はけいしりゅうこつぼれいとうを処方され3ヵ月服薬しましたが効果はなく止め、つらい頭痛や肩こりは食事療法を中心に改善しています。
最近睡眠波形の記録をとっていますが本来深い眠りに入る深夜帯に神経が高ぶってしまい、朝方に深い眠りに入るような感じで昼に起きるのも納得です。
入眠困難はまったくありません。
なんとかならないかと思い、2週間前に薬局でかみきひとうを購入し試しに飲んでみたら翌朝8時頃にすっきり起きました。
(このときは生理中であり、先月も生理中は早起きできる日が数日ありました。)
そして疲労感も軽減し、活気も出ています。これは効果があったと喜んでいましたが1週間前から次第に睡眠の質が悪くなってきており起床時間が昼過ぎになってきています。就寝時間は変わっていません。
今気になることは
入浴後は手は温かいが足は冷たい
気温差のある日は体調が悪化
朝起きられない
階段昇降での動悸、頻脈
胃腸虚弱
顔面頬に毛細血管が浮き出ているが他は白くて貧血気味
体質的に鼻血、肩こり、気温差のアレルギー(赤みを帯びたもの)があり、のぼせももともとあると思います。
かみきひとうは効果があり、このまま続けた方がいいか、違う漢方を試した方がいいかわからず相談しました。
みぞおちの圧痛、腹部動悸あり。
腹部は適度に弾力が出てきました。
疲れた夕方から夜に頭痛や背中にアレルギー疹が出る時が最近2回ありました。
よろしくお願いいたします。
かなぶんさん さま
こんにちは。
お嬢様の起立性調節障害、ご心配のことと存じます。
加味帰脾湯が、効果があったということは、心脾両虚の体質があると推定されます。
心脾両虚になると、気虚と心血虚が同時に発生するために、日中は眠くなり、すぐうとうとするけれども、夜間は眠りが浅く、目が覚めやすいという傾向がでます。
生理中が、元気だったのは、於血(おけつ)がおりたからだと思います。
於血があると、頭痛がしたり、頭重になったり、脳に悪影響があります。
加味帰脾湯の加味とは、柴胡と山梔子が加えられたという意味で、肝火旺のタイプです。
肝火旺になると、のぼせる、イライラする、火照るなどの症状がみられます。
加味帰脾湯は、続けてみる価値はあるかもしれません。
「イスクラ衛益顆粒」を併用すると、アレルギー疹もおさまるかもしれません。
お大事になさいませ。
何かとお悩みの時は、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談くださいませ。
回答日時: 2018/06/05 15:34
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