yokkoさんさん
投稿日時: 2019/04/16 13:04
65歳の女性
以前から足首から腰までの間が60過ぎてから特に感じるようになりました
足先は、冷えわないです
昨年夏に膀胱炎を発症しまして3か月の間に二回ほど病院に行っています
それもあり、漢方の学術のかたとそうだんして
八味地黄丸を飲むようになりました。疲れとめぐりが良いようにとのことでした
特に不満は、無いのですがこれで良いのか又、ほかになにか良いものがあったらお知らせ下さい
足首から腰にかけてめぐりがいいとよいと思っています
体調は、良くてほかに病歴はありません
最近は、少し太り気味です(153センチ。56キロ。高コレステロール気味です)
以上、宜しくお願い致します
yokkoさん、はじめまして。
症状の特徴や経緯から判断して、年齢的な部分(いわゆる加齢に伴う症状)の影響が大きいと思います。漢方では、加齢症状は「腎虚」の一病態と見立て、八味地黄丸を用いますから、その点では適切な漢方薬を選択されていると感じます。
ただ厳密に言うと、「加齢に伴って身体機能が衰える事」と「足腰や下肢が冷える事」は、全く同じ現象ではありません。わかりやすく言うと、老化の進行と共に、足腰に冷えが起きる場合に、老化の進行を改善して、その冷えも改善されるか?と問われると、そこには若干の隔たりが存在します。その隔たりを埋めるには、幾つかの方法が存在します。
一つには、八味丸の変方を用いる方法。八味丸(あるいは補腎薬)には数多くの類似処方、発展処方が存在します。例えば、八味丸に「牛膝」と「車前子」を加えた牛車腎気丸とか、八味丸に「人参」を加えた八味丸加人参とか。あるいは、中身は変わりますが、同じく名称に「腎」を冠する「海馬補腎丸」など。よりご自身に合った形で、八味丸や補腎薬を選択するのも有効だと感じます。
またもう一つには、八味丸に別の処方を合わせる方法。ご指摘の通りに「足首から腰にかけての巡りを改善」を促す目的で、八味丸と相性の良い漢方薬を選択する方法です。例えば、体を温める「桂枝」や「生姜」、血流を増やす「当帰」や「芍薬」を配合した五積散、あるいは血流を増やす「当帰」や「芍薬」に、体液循環を改善する「蒼朮」や「「沢瀉」を加えた当帰芍薬散など。八味丸を服用していて、「○○が物足りないな」とか「この部分をもっと○○したい」と感じる部分に、別の漢方薬を補填する訳です。
どちらの方法が良いのかは一概には言えません。どちらにもメリットは存在しますし、両方を行う方が良い場合もありますし、片方だけで良い場合もありますし、現状の通りで良い場合もあります。何とも要領を得ない話に聞こえますが、その辺りは漢方薬を実際に服用されるyokkoさんの希望、薬局側の治療方針、あるいは八味丸を服用しての体感が複雑に絡み合う話なので、ぜひお近くの漢方薬局で、しっかりとご自身の希望を添えて相談されることをお勧めします。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/04/16 20:23
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