usacoさん
投稿日時: 2019/04/18 16:07
40代後半の主人に関して相談させてください。
昨年、狭心症(冠動脈が9割狭窄)が見つかり、ステントを入れる手術をしました。
いわゆるメタボで高血圧、無呼吸症候群です。
数年前からCPAPを使用し、降圧剤も服用しています。
塩っぱいツマミと日本酒の晩酌、脂っぽいもの、甘いものがやめられず、今に至ります。
その他、頻尿、肩こり、腰痛、ストレートネックで頸椎ヘルニア。
元々暑がりだったのですが、最近は時々冷え症の私が何ともないのに急に寒がったりします。
生活習慣の改善についてはこれからも口を酸っぱくして注意していくつもりですが、体質改善できるような漢方はありますでしょうか?
数年前から防風通聖散は服用しています。
usacoさん、こんにちは。
ご主人様の状態を漢方的に判断した場合、「血の失調」と推察されます。
多くの生活習慣病は、糖分・脂肪分の蓄積を通じて血液を濁らせ、血の物質的な失調を招きます。病院の血液検査の数値はこちらを反映するもので、個人的には「血液力」と呼んでいます。血液力の高さは体内の清濁に通じ、栄養面・美容面に反映されます。
一方で、循環器系疾患は、心臓や腎臓の機能低下、血管の硬化を通じて血流を滞らせ、血の機能的な失調を招きます。個人的には「血管力」と呼んでいますが、血管力の高さは体内の盛衰に通じ、体の機能面・に反映されます。ちなみに、「血液力」と「血管力」を合わせた存在を、漢方では「血」と呼びます。血液の物質的・機能的側面を併せた存在が「血」という訳です。
ご主人様の場合は「血液力」と「血管力」の両方を改善していく必要性を感じます。防風通聖散もたしかに良い漢方薬ですが、「血管力」を直接に改善する方剤ではありません(むしろ、その人が持っている「血管力」を駆使して、「血液力」を回復していく方剤です)。また、血管力を改善して行く上で「時々寒がる」という訴えは、寒証の方意を選択するべきサインでは?と思います。
実際の漢方薬には、複数の選択肢があります。冠血流を意識して「田七人参」や「冠心Ⅱ号方」を選択する方法。臓毒証の防風通聖散に、瘀血証の「通導散」を合わせていく方法。防風通聖散の寒がりタイプとして「五積散」を代用する方法。いずれが良いのかは、ご本人の意志もありますから、ぜひお近くの漢方薬局でしっかりご相談下さい。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/04/19 12:14
usacoさん さま
ご主人さまの狭心症、ご心配ですね。
ステント留置をすると、その時は良くなりますが、数年すると他の箇所が詰まってきます。
これは、心血管そのもののが、加齢によって弱くなっているからです。
無呼吸症候群の方は、首に問題がある場合が多く、ご主人さまも頸椎ヘルニアということですね。
漢方で、体質改善ということになると、ご主人さまに飲んでいただけるかということが一番の問題になります。
急に寒がる兆候があるということは、心臓の筋肉そのものの疲れがひどいということになります。
これは、長年の降圧剤の服用によってもたらされるものですが、降圧剤を無断でやめてはいけません。
ですから、心臓をいたわることは、健康で元気に働けることにつながるので、漢方で体質改善しましょうとすすめてみてください。
防風通聖散の使用は、専門家に判断してもらってください。
今、最低限必要なことは、心臓がちゃんとするように、心臓の筋肉を元気ずけることです。
代表的なものとして、イスクラ麦味参顆粒があります。
お大事になさいませ。
回答日時: 2019/04/18 20:02
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