やまゆさん
投稿日時: 2019/07/28 15:40
水毒のため2年ほど五苓散を服用しています。
きちんと五苓散を服用していれば症状は出ないのですが、舌は白く腫れぼったくギザギザがついています。
水毒と分かるまで吐き気と頭痛に悩まされてCTや胃カメラ等の検査を受けましたが異常が見つからず、漢方を得意とするクリニックにたまたま行ったところ五苓散を処方され、五苓散を服用開始から3ヶ月で症状が治りました。
それから五苓散をずっと続けていますが、最近また胃部違和感と頭痛と時々関節痛に悩まされています。
心当たりとしては、症状が出る数日前に1日3回のところを飲み忘れて2回しか飲んでない日がありました。
翌日飲み忘れに気づきすぐ服用しましたが、一度飲み忘れたくらいで症状は出てしまうものなのでしょうか?
また、先月は仕事が忙しくて朝昼晩ときちんと定期的に3回飲めていない日も何度かありました。
その時は1日3回は飲んでいたのですが、朝は飲まず昼から夜にかけてや夕方から夜にまとめて飲んだりしていました。
やはりこういうことが原因なのでしょうか?
ちなみに五苓散はツムラのもので病院で処方されているものを服用しています。
やまゆさん、こんにちは。
五苓散は水の巡りを良くする(≒滞った水分代謝を改善する)漢方薬の代表であり、「水毒によるトラブル」と言えば、まず頭に浮かぶ漢方薬です。五苓散は、水毒に用いる漢方薬の中でもシャープに効果が発揮される部類です。なのでご指摘の通り、「服用を忘れると症状が出現する」という現象は起こり得るかもしれません。ただし、「だったら、欠かさず服用しなければならないか?」と問われるとそういう漢方薬でもありません。
最初に述べたように、五苓散は滞った水分代謝を改善する(それ以上でも以下でない)漢方薬ですから、本来は水分代謝が滞った時(もしくは滞りそうな予兆のある時)にこそ服用すべきものです。それこそ市販の五苓散には、二日酔や暑気あたりといった効能も記載されていますが、それは「この漢方薬を予防的に服用したからといって二日酔い・暑気あたりが起きない」という意味ではありません(むしろ逆で、二日酔いや暑気あたりの兆候があったら服用して下さいという意味です)。
そういう点から考えると、五苓散は一時的(発作的)な水毒に襲われる時に服用する漢方薬とも言えます。そんな特徴の漢方薬ですから、しっかり服用すればしっかり効き、そこそこの服用に止めるとそこそこにしか効きません。
ちなみに五苓散は、かぜの漢方薬として有名な葛根湯と同じく「陽病」に用いる漢方薬です。ですが、かぜの予防に葛根湯を欠かさず服用するということは、基本的に推奨されません(そういう場合には、補中益気湯とか桂枝黄耆湯など別の漢方薬を選択します)。あくまで「かぜを引いたら(その後に)葛根湯」です。実は、五苓散にも同じ事が言えます。
やまゆさんの場合には、五苓散の服用量やタイミング以上に、漢方的な病態(水毒を取り巻く環境)が、五苓散に添わないものに変化してきていると感じます。昨日まで効いていた漢方薬が、急に効かなくなった、というのも漢方の世界では決して珍しい現象ではありません。病状を一定なものでなく、流動的な存在として捉えるのも漢方ならではです。
具体的にどのような漢方薬が向いているのかは、もう少し詳しい状態をお聞きして判断したいところですが、ぜひ一度、お近くの漢方薬局にて、これまでの経緯を含めて相談されてはいかかでしょうか?きっと五苓散に代わる漢方薬が見つかると思いますよ。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/07/29 20:55
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やまゆさん さま
おはようございます。
水毒の改善に、五苓散を使用することはよくありますが、二年間という長期にわたって服用するものではありません。
五苓散は、基本的には、水滞をなおす漢方薬なので、水滞からくる頭痛などがなおれば、他の処方にするか中止します。
胃部違和感と頭痛と時々関節痛の症状は、五苓散でも緩和できるのでしょうが、他の原因も考慮したほうがいいと思います。
女性であれば、血の道からくる症状だと推定されます。
舌は白く腫れぼったくギザギザは、身体の芯が冷えていて、新陳代謝が低下したことによって、痰湿がたまっている証拠なので、身体の芯を温める漢方薬が必要でしょうね。
おすすめは、イスクラ婦宝当帰膠とイスクラ頂調顆粒です。
身体が温まって、胃腸に元気が出て、頭痛や関節痛も無くなっていきます。
漢方薬をお試しになるときは、専門家にご相談くださいませ。
お大事になさいませ。
よろしければ、お気軽にお越しになりご相談くださいませ。
回答日時: 2019/07/29 11:15
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