ふーちゃんさん
投稿日時: 2019/09/17 17:18
20年以上、毎月、3個〜5個の口内炎ができます。
月経前にでき始め、月経が始まると治り始めますが、ひと月のうちで、口内炎ができていない期間は1週間くらいしかありません。
歯科、内科、耳鼻咽喉科など、あらゆる医療機関で診てもらいましたが、なかなか良くなりません。
今は先々月から口腔外科に通いだし、先月からインチンゴレイサン(ツムラ117)を処方されましたが、改善されるどころか、増えています。今月に入って6個目の口内炎ができています。
しかも、喉の奥にも痛みがあり、食べ物や飲み物を飲み込むことが辛く、耳まで痛くなってきました。
こんな私に合いそうな漢方薬はありませんでしょうか?
ちなみに、半夏瀉心湯、補中益気湯、黄連解毒湯は飲んでいたことがあります。
ふーちゃんさん さま
おはようございます。
二十年くらい前から続く口内炎とのこと、おつらいことと存じます。
こんなに長く続く口内炎は、免疫異常によるものがほとんどですね。
ベーチェット病の疑いといわれたことはないでしょうか。
半夏瀉心湯、補中益気湯、黄連解毒湯、いんちん五苓散なども試されているので、
一通り口内炎に効果があるとされているものは入っています。
月経がはじまると治り始めるということですから、血の道と関係はあるでしょうね。
生理痛があるのではないでしょうか。
試してみるべきは、温清飲あたりでしょうね。
温清飲は、その名の通り、温めて熱をさますという漢方薬です。
生理不順または生理痛があって、身体のどこかに炎症が起きるタイプの体質改善の漢方薬です。
いんちん五苓散は、熱をさますだけなので合ってないのかもしれませんね。
漢方薬をお試しになるときは、専門家にご相談くださいませ。
なかなか治らない時は、お気軽にお越しになりご相談くださいませ。
回答日時: 2019/09/18 11:26
ふーちゃんさん、こんにちは。20年来の口内炎、さぞかし辛いことと、心中お察します。
結論から先に述べますと、ふーちゃんさんの症状は「血熱」による慢性症と推察されます。血熱は、「血」の中に熱(実熱)が侵入して、血の損傷に及んだ状態です。血の損傷は、発熱や疼痛、出血(鼻血や血尿)、または乾燥(口渇や便秘)といった症状に反映されます。女性の場合、産後を期に「血熱」が起こりやすくなることが、経験的に知られています。
漢方では、炎症(≒熱証)には実熱と虚熱の2つがあると考えます。簡単に言えば、実熱は熱の過亢進によって起きる炎症、虚熱は乾燥を抑える潤いの過不足によっておきる炎症のことです。ただし、慢性的な炎症の場合は厳密に実熱か虚熱かを判断することは困難で、例えば「実熱3割、虚熱7割」という病態も存在します。ここで大切なのは、炎症の主体が実熱にあるのか、虚熱にあるのかという点です。ちなみに、これまで服用された「黄連解毒湯」「半夏瀉心湯」「茵蔯五苓散」はいずれも、実熱に用いる漢方薬です。
「実熱に用いる漢方薬でも治らない」というのは即ち、「病証が実熱ではない」ということのサインでもあります。ただし、厳密に言うと、「実熱ではない」とは「実熱だけではない(≒それ以外の病証もある)」という意味でもありますから、実熱の漢方薬を止め、別の漢方薬に変えましょうという意味ではありません。
なお、血熱に伴う口内炎には、温清飲や清熱補血湯に一服の価値があります(清熱補血湯はエキス剤の市販が無く、現状は煎じ専門薬局での対応に限られます)漢方薬を選ぶ際は、ご自身に合ったものを選ぶ為にも、ぜひ一度お近くの漢方薬局にて相談されることをお勧めします。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。
回答日時: 2019/09/18 11:24
ふーちゃんさんからのコメント
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