あるくんさん
投稿日時: 2019/10/23 12:28
放射線治療後の副作用で腸炎(粘血便)と頻尿(夜間も)あり、夜もあまり寝れません。
お医者さんからはしょうがなく、治療も特にないと言われました。
でも、苦しいし辛いので何か良い漢方などありますか?
あるくんさん さま
こんにちは。
悪性腫瘍などの三大治療とされているのは、手術、化学療法、放射線治療ですね。
加えて、免疫療法なども注目されています。
下腹部に、放射線を当てると、腸炎、子宮炎、卵巣炎、膀胱炎、皮膚炎などが起こりやすくなります。
これは、組織や細胞が、火傷をおうことによるものです。
頻尿は、火傷による膀胱炎を起こしている可能性がありますね。
粘血便は、火傷による腸炎かもしれませんね。
火傷になると、そこに、白血球などが集まって、治療をはじめます。
その時に、痛みを強く感じさせる物質をだして、ここが治すべき場所だと、
他の白血球に知らせているのが、激しい痛みなどとして、自覚されるものです。
ですから、強い消炎薬を使用すると、逆に治療のじゃまになるのです。
だとしても、とてもつらいですよね。
漢方的には、火傷は、血管が破壊されたことによって、血行不良が起こっているので、
血管の修復を助けて血行が回復すれば、早く治って、治りが早まれば、火傷による炎症も、
とても軽くなると考えて、漢方薬を使用します。
おすすめの漢方サプリは、田七人参と紅サージです。
田七人参は、火傷などで、破壊された組織の再生を促す漢方サプリとして有名です。
紅サージは、火傷の回復には、定番です。
漢方薬や漢方サプリを使用する前には、専門家にご相談くださいませ。
お大事になさいませ。
何かとお悩みの時は、当店までお気軽にお越しになりご相談くださいませ。
回答日時: 2019/10/23 15:33
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あるくんさん、こんにちは。
「放射線治療による副作用だから、ある程度の我慢が必要」とは言いつつも、それで睡眠もままならないのでは、心身共に弱り、治療効果やその後の回復にもあまり良くありませんね。
放射線による一連の症状は、炎症を伴う病態(漢方でいう熱証)と推察されます。簡単に言うと、放射線治療の影響で、内臓に火傷を負った状態です。内臓の火傷は皮膚の場合と同じく、炎症(≒充血)を通じてその箇所に「腫れ」という形で、体液が集まります。この場合、下痢や血便、頻尿は、火傷で生じた老廃物を排出する行動と見立てることができるでしょう(そいう点では、症状を強制的に抑えるよりも、その原因となる腫れ、更には腫れを引き起こす火傷を改善する方が有益と言える訳です)。さらにあるくんさんの場合、血便に及ぶ症状から、排泄器官(大腸や尿道など)に強い充血や損傷を伴う状態であると推察されます。
そのような観点からすると、漢方薬としては小柴胡湯の「消炎」と五苓散の「利水」を期待した柴苓湯に、一服の価値があると思います。ただし漢方の考えでは、五苓散は本来、尿閉(≒尿の出が悪い)に用いる漢方薬ですから、柴苓湯を服用して、頻尿がさらに強くなる場合は、五苓散よりも猪苓湯や五淋散が適するかもしれません。その辺りも含めて、漢方薬を選択される際はご自身に合ったものを選ぶ為にも、ぜひお近くの漢方薬局にて相談されることをお勧めします。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/10/23 15:33
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