コロコロさん
投稿日時: 2019/12/17 10:55
数年前から、手の平と足の裏に小さい水泡ができては破れ→皮が剥け→治る→また水泡ができる を繰り返しています。
水泡は手の平、得に指にプツプツとでき、ひどい痒みで夜中に掻いてしまうことも多く、朝には膿でべったりということもあります。皮膚科ではリンデロンを処方され原因不明ということで、市販の漢方薬も飲んでみましたが繰り返す症状に効果がありません。
こんな症状でも何か改善策はありますでしょうか。
コロコロさん、こんにちは。
症状の特徴からは「汗疱」に近い湿疹では?という印象を受けました。汗疱とは文字通り、汗(の異常)が招く疱(水疱・膿疱)のことですが、漢方的には風(≒遊走性の痒み)と熱(≒充血・炎症)湿(≒浮腫・腫れ)が絡み合った病態=風湿熱証と見立てます。
そして、風・熱・湿の中でも、症状の繰り返しを招いてしまうのは、湿の影響による所が大きいと思います。湿とは言いかえると、「肌の水分代謝の悪さ」の事です。つまりは、症状が出現するのは皮膚だけど、その原因は皮膚下の肌にある訳です。塗り薬があまり根本治療に効かない理由も、その点にあると言われています。
痒みの強い汗疱に用いる漢方薬としては、消風散や竜胆瀉肝湯が有力かと思います。けれどまずは、コロコロさんの症状が汗疱なのか(それとも私の早とちりだったのか・・・)、お住まい近くで汗疱の知識をお持ちの皮膚科を探して、受診されてみるのが最善だと思います。先に列挙した漢方薬を試すのは、その後でも決して遅くありませんから。
なお、皮膚病系の漢方薬は、煎じ薬を用いた方が治療効果が上がると言われます。ぜひその点でも、専門の相談薬局で相談・お求め下さい。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2019/12/17 16:02