みおままさん
投稿日時: 2020/07/21 15:39
去年5月中旬~、会社で急に立てなくなってから不調。ふらつき、冷え、頭重感、今年の5月中旬~、不眠、不安感や鬱症状もでてきました。
今まで、MRI、目眩科、婦人科でのホルモン検査、血液検査では異常なしでした。
婦人科で心療内科を勧められて夜に安定剤を飲んでいますが、色々な症状があるので漢方でなおしたいと思い、漢方薬局にて、漢方薬ものんでますが、改善があまりみられない。
みおままさん さま
こんにちは。
急に立てなくなってからの不調であり、病院での検査で異常なしとのこと、症状は、ふらつき、冷え、頭重、不眠、不安、鬱ということになると、いわゆる自律神経のバランスの乱れと推察されます。
女性によくみられるものとしては、血の道症といわれるものです。
女性の病は、血の道にはじまって、血の道に終わるとさえいわれています。
血の道症とは、ストレスや過労などによって、さまざまな不定愁訴が、繰り返し襲ってくるものですね。
今お飲みになっている漢方薬がなんなのかわかりませんが、身体に合った血の道症を改善する漢方薬を専門家に選んでもらうといいと思います。
お大事なさいませ。
なかなか改善しないときは、当店までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2020/07/27 14:24
みおままさん、こんにちは。
お訴えから察するに、一連の病状は水毒によるものでは?とお見受けします。水毒とは邪水の事で、体内を巡る水が正から邪(よこしま)に転じた状態を現します。水毒による症状を訴えるからと、必ずしもその人が「むくみ」を覚える訳ではありません(むくみは「水気病」という別の範疇)。
体内の「水」は潤滑油のように働き、そのお陰で気血は円滑に巡ることができます。ただ、潤滑油というのは「滑性」がキモで、それが足りない(≒粘性が強い)と余計な抵抗を生み、気血の巡りを妨げ、塞ぎます。また、粘性による抵抗は時に、熱を帯び気を脅かします。
イメージとしては、巡り(=回転)に余分な負荷がかかる分、トルク(回転力)が伝わりにくい状態に近いですと思います。またそれは、急勾配の「上り坂」を、「過給気無し」の自動車で昇る荒行にも似ています。平坦な道から上り坂に入ると、(負荷が強くなり)急にエンジンの回転数が低下する・・・、そういう「気が抜ける」かのような状態を、漢方では「気の上衝」と呼んだりします。
この病態を抱える人は、不安感とか動悸、めまい、ふらつき、頭重感など多彩な症状を訴えます。またそれらの症状は「平坦な道」を走っている時は潜み、「上り坂」に限って現れます(逆に下り坂は絶好調です)。個人的には、症状にこの特徴があるか?無いか?によって選択する漢方薬が別れてくると思います。
みおままさんの場合、ベースとしては「苓桂朮甘湯加竜骨牡蛎」が向くと思います。その上で、症状が一日中続くならば温胆湯とか補中益気湯、四物湯、症状が限られた時間帯・期間に強く現れるならば、桂枝湯類とか香蘇散を合わせるのが良いと思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/07/27 11:16