cherryblossomさん
投稿日時: 2020/08/30 18:43
元から汗かきなのですが、20代から年々悪化しているように感じます。最近では少し歩いただけでも汗をかき始め、中々止まりません。日が落ちて自分では適温と思っていても、歩くとすぐに汗をかきはじめます。
夏場はもちろん、冬場でも汗をかくため、寒くてもなるべく薄着をしています。
汗をかくのは、頭、顔、首、背中がひどいです。常に年がら年中、汗をかいている状態です。
最近、病院を受診しプロバンサインとトフィソパムを飲み始めましたが、効果が感じられません。気持ち、汗のひきが早くなったかと思うくらいです。
併せて、慢性的な偏頭痛とイライラがあったのですが、トフィソパムを服用し出してから頭痛の頻度が下がったので、汗には効果がありませんでしたが、頭痛には多少なりともあったのだと思います。
汗をかくこと自体がストレスで、人の居るところに行くことが億劫です。
少しでも汗を気にしない生活ができれば楽です。
cherryblossomさん、こんにちは。
発汗のトラブルは基本、「溢れる」と「漏れる」の2つ(もしくはその複合型)です。cherryblossomさんの場合、結論を先に言うと、「溢れるタイプ」の多汗症だと思います。
漢方では汗は心(血脈)の液とされ、汗をかくことは「出血」に通じます(※あくまで漢方的なニュアンスです)。要するに、肌に血の気が集まり、それが汗として出ていくという流れですが、たび重なる発汗で、しだいに肌の血の気は増え、汗の原料となる「血分」や「水分」が蓄積していきます。それは即ち、繰り返し汗をかく中で、「汗をかきやすい肌」へと変貌していくことを意味します。「血分」や「水分」が増えていくと、やがて「気分」とのパワーバランスが崩れ(肌の気には、「塀」のように汗の漏出を防ぐ役割があります)、汗をかきやすくなります。然るに、汗かきの治療に対しては、①:血分・水分が溢れているのか?、あるいは②:それを御する気分が足りないのか?、それとも③:両方が影響するのか?を見極めることが大切になります。cherryblossomさんの場合、「少し歩いただけでも汗をかく」、「汗がなかなか止まりまらない」という訴えから、②の傾向が強いのでは?と感じます。
汗をかく事を「火事」に例えると、熱感やのぼせ、精神的な緊張など発汗のきっかけとなる要因(※漢方では、そういった生理現象には気の変調が伴うと考えます)は「火種」、それに対して、汗の原料になる血分・水分の蓄積・充満は「火薬」のような関係にあります。漢方薬としては、前者には「肝気」を整える柴胡剤や「心気」を整える黄連・黄芩剤が、後者には「血滞」を改善する駆瘀血や「水滞」を解消する利水剤が適すると思います。cherryblossomさんの場合、「ストレス」や「億劫」というキーワードを見受けますので、その方面でも気を整える漢方薬な気がします。汗かきに対しては、複数の漢方薬を組み合わせて用いる場合もありますので、専門家に見立ててもらいましょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/08/31 15:07
cherryblossomさん さま
こんにちは。
年中の多汗症でお悩みとのこと、おつらいことと存じます。
片頭痛とイライラでもあったということですから、月経前症候群ぎみだと推定されます。
月経前症候群ぎみの女性はとても多くいます。
気分がふさいで外出がいやになる、イライラ、倦怠感、胸またはお腹が張る、眠りが浅い、ボーっとするなどの症状がでやすくなります。
漢方的には、基本的には肝鬱の体質であり、さらには、多汗のために、気虚の体質がひどくなっているかもしれません。
気虚が悪化すると、汗腺が開きっぱなしになって、多汗になります。
肝鬱を改善するには、逍遥顆粒がいいかもしれません。
気虚を改善するには、衛益顆粒がいいかもしれません。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときは、当店までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2020/08/31 11:58