ゆきふじさん
投稿日時: 2020/09/11 11:39
頭からの多汗に悩んでいます
少し動いただけで顔や頭から大粒の汗が吹き出ます。寝汗もあり、3~4時台に枕カバーがびしょびしょになって目が覚める感じです
暑がりというわけでもなく冷え性もあります
内科受診し、甲状腺は異常なく、加味逍遙散を服用しましたが効果はありませんでした。ストレスもあり、睡眠も浅い感じです
改善する方法はありますでしょうか?
ゆきふじさん さま
おはようございます。
汗の吹き出しと寝汗と冷え症で睡眠があさいとのこと、おつらいことと存じます。
甲状腺に異常なく、加味逍遥散も効果なしということになると、気陰両虚のタイプかもしれません。
気陰両虚とは、生命エネルギーである気と、身体を潤す陰の両方が足りなくなって、心臓のポンプと肺(呼吸器と皮膚)が弱った病態です。
毛穴にある汗が出る汗腺のコントロールが不安定になり、汗と元気が漏れ出る状態のことになります。
ですから、身体は冷えているのに、汗が止まらなくなります。
体質改善の漢方薬としては、麦味参顆粒や清暑益気湯や補中益気湯などがいいかもしれません。
貧血気味なら、十全大補湯もいいかもしれません。
漢方薬は、お試しになる前には専門家にご相談ください。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときは、当店までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2020/09/15 11:33
ゆきふじさん、こんにちは。
お訴えから察しますに、「溢出型」の多汗では?と感じます。汗かきには、溢出型(溢れ出るタイプ)と漏出型(漏れ落ちるタイプ)の2つがありますが、溢出型の場合はその根底には「熱」が存在があり、その熱が、汗を「焚きつける」ようなニュアンスです。夜分に寝汗があるのも、この熱の存在が浮き彫りになる(就寝中は体温がわずかに下がるので)サインでは?と感じます。
元来、溢出型タイプの汗かきは、瞬発的・集中的・短時間なのが特徴ですが、それが慢性化してくると、肌に汗の材料(血分・水分)が集積していき、「いつでも汗かけますよ!」という状態に陥ります。この状態になると、「頭熱足寒」を呈してくるので、お訴えの冷え性もそのサインかもしれません。
以上の話を踏まえると、ゆきふじさんの場合は柴胡桂枝乾姜湯で「熱」を鎮めつつ、五苓散や黄連解毒湯、桂枝茯苓丸などをうまく用い、肌の血分・水分を整えていくのが効果的では?と感じます。実際の漢方薬は、ぜひ専門家に見立ててもらいましょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/09/14 15:23