花鳥風月さん
投稿日時: 2020/10/25 23:26
今年の8月頃から便秘が続いています。何もしないと、お腹が張り、兎の糞のようにコロコロした便しか出ません。
水分を多めに取る、食事の量を減らす、玄米や野菜類を多めに取る、乳酸菌やオリゴ糖などの整腸剤・サプリメントを取る、1日断食する、などしてみましたが効果がありません。市販の便秘薬の類は、非刺激性の酸化マグネシウム剤は却ってお腹が張ってダメでした。ダイオウ・甘草エキス製剤の便秘薬は1回だけ試しました。一応効果がありましたが、出る便がコロコロしています。但し、刺激性・習慣性があるので、試したのは1回きりです。今現在はコーヒー浣腸で対応しています。昨日、鍼灸院に行ったら胃腸に熱があるので、便の水分が吸い取られているようだと言われました。
なお、便秘とはあまり関係無いかもしれませんが、3月頃に咳風邪をひき、喉のイガイガ感が7月頃まで抜けませんでした(津液が不足していると言われました)。その他、2年ぐらい前から耳鳴りがあり、トイレが近くなりました(但し、どちらもあまり気にならない程度です)。あと、8月頃から便秘が始まる前は、平均1日1回便通があり、時々、下痢をする程度でした。
宜しくお願い致します。
花鳥風月さん さま
こんにちは。
コロコロした便は、出にくくてつらいですね。
8月より、便秘になったことから、夏に身体が弱ったのかもしれませんね。
夏は、身体に必要な陰液が不足しがちになるので、陰虚になったのでしょう。
耳鳴りとトイレが近いのも、腎陰虚によるものかもしれません。
健康に必要な陰を補うと、身体に潤いが戻って、自身の腸が元気になって、便秘もだんだんと治っていくと思います。
代表的な漢方薬としては、ケイギョク膏、麦味参顆粒などがいいかもしれません。
便秘そのものを早くなんとかしたいときは、麻子仁丸がいい場合が多いですね。
食べ物としては、バナナなどがいいかもしれません。
お大事になさいませ。
漢方薬はお試しになる前には、専門家にご相談ください。
なかなか改善しないときは、当店までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2020/10/26 12:40
花鳥風月さん、こんにちは。
お訴えから察するに、大腸の潤い不足の便秘では?とお見受けします。腸の潤いがないと、お通じも自然と水気が少なくなり、硬くコロコロしたものになります。また腸やお通じに「潤滑油」としての潤いがないと、腸内を滑らかに通過できず、張りや痞えの誘因になります。マグネシウムはお便じに水気を与える面では有効ですが、その作用は大腸に潤いが存在してこその話だと思いますので、花鳥風月さんの「却ってお腹が張ってダメだった」という点からも、一連の便秘は大腸の潤い不足による影響が大きいと感じます(もしくは、便に潤いがあっても、腸の運動が悪い為にうまく通過できないケースも考えられます)。一方で大黄甘草湯は「大腸をギュッと搾って通じを出す」というニュアンスに近く、頻繁に用いると「搾り過ぎ」による弊害が予想されます。(ただし、一応の効果があったということは、腸の緊縮による便秘はそこまで強くなさそうです)
花鳥風月さんのような便秘の場合、漢方薬としては麻子仁丸や潤腸湯がファースト・チョイスとして向くと思います。
これらの漢方薬には腸内を潤し、大便を軟らかくする作用と共に、腸管の運動を促して便通をつける作用が期待できます。「一時的な津液損耗」と見立てるならば、麻子仁丸で十分かもしれませんが、「胃腸に熱がある」という点に心当たりがある場合は用いる漢方薬も変わりきますから、その辺りを臨機応変に対応するためにも、漢方薬局で見立ててもらうのが良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2020/10/26 10:39
花鳥風月さんからのコメント
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