ゆごひでさん
投稿日時: 2021/01/15 11:33
14歳の息子について。4ヶ月前より常続的な腹痛・下痢(主に夜から朝)が起こり、トイレに長時間行くように。病院において過敏性腸症候群と診断され、整腸剤等を処方されるも改善せず。併せて、六君子湯を処方されるも改善せず。頻繁かつ長時間生起している下痢の症状を改善できるものはございますでしょうか。ご教示いただけますでしょうか。宜しくお願い致します。
ゆごひでさん、こんにちは。
お訴えの症状から察するに、消化管の過緊張による冷え(≒血行障害)が関わっているのでは?と思います(※早い話、「機能的な障害」とお見受けします)。漢方的には、過緊張は気の鬱滞・鬱結と解釈され、気が滞ることで消化管や周辺の筋肉が硬直、結果的に腹痛を引き起こしやすくなります。また、気の滞りが下痢に及ぶ状態は「雑巾を絞り、水を出すこと」に似ていますが、この場合の「水」には下痢による排泄物だけでなく、腹部の血の気も含まれます。過緊張を繰りかえす事で、腹部からは徐々に血の気が失せていき、やがて血行障害を招いてしまうという流れです。そうして血行が悪いと、腸管では便の水分吸収も正常に行われず、さらに下痢・軟便に傾倒しやすくなります。
精神的な要因が服痛・下痢に及んでいる場合もあるので、本来はその点の問診が必要なところですが、漢方薬としては桂枝加芍薬湯(+人参湯)がベースして向くと思います。それでも長引いてしまう場合は、元から胃腸が強いか・弱いか?、あるいは以前の通じの具合はどうだったか?といったことも判断材料になりますから、専門家に相談の上、見立ててもらう方が良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/01/15 13:17
ゆごひでさんからのコメント
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