もか1203さん
投稿日時: 2021/01/30 19:00
昨年10月にカンジダ膣炎になり抗真菌薬の膣錠にて治療、1ヶ月後の検査で陰性が確認されたのですが、カンジダ特有の腫れと膣錠の副作用で膣周りが真っ赤になり、数ヶ月経過した今もまだ少し膣周りのヒリつきや火照りが完全に改善されず悩んでいます。念の為、他の性病や感染症、子宮癌検査等あらゆる検査をしましたが全て陰性。婦人科では膣に潤いを与えるエストリール膣錠と炎症止めの軟膏を処方されましたが、あまり効果がありません。陰部の炎症にと11月末から竜胆瀉肝湯を1ヶ月ほど試しに飲み、多少は改善されたかな?という感じでしたが体を冷やす作用があるので1ヶ月で打ち切りました。他の服薬状況ですが、生理痛はないですが排卵痛が酷いうえに最近排卵が遅れがちなため温経湯と八味地黄丸を飲んでいるのですが、今悩んでいる膣のほてりやヒリつきが増強したように感じて、どうしたらいいか分からず御相談させていただきました。長くなりましたがどうかアドバイスよろしくお願いいたします。
もか1203さん、こんにちは。
症状から察するに慢性的な炎症が続き、それによって粘膜に鬱血が生じているのでは?とお見受けします。急性の腫れ・炎症は「充血」が絡むので、それを散らせば症状は改善していきます。反面、鬱血は充血と同じ「散らし方」では改善されず、そこが慢性炎症の難しいところだと思います(※漢方はこの鬱血に「お血」という特有の解釈を持っています)。また一方で、そうして鬱血が経過すると気血が奪われ、それによる「枯渇」も起こりやすくなります。もか1203さんの場合、婦人科から膣に潤いを与える薬が処方された点は、この点も合致すると思いますが、そうした「枯渇」は漢方でいうところの正気(せいき)の不足にも通じていき(※同時にその現れでもあります)、それと相対する邪気を鎮めるのがますます難しくなっていきます。
漢方治療の基本は扶正祛邪(ふせいきょじゃ:不足しているものを補い、身体にとって有害なものを取り除くこと)にありますが、その姿は症状の経過と共に変わっていきます。もか1203さんの場合、温経湯と八味地黄丸の組み合わせで膣炎の症状が増強したというのは、扶正祛邪のバランスが抱える症状に合っていない、早い話が「温める作用の弊害が現れているのでは?」と推察します。冷やす漢方薬で多少は改善した点からすると、温める漢方薬を誤れば、症状をぶり返してしまうのも、想像に難くないと思います。けれど一方で、排卵痛は「虚証・寒証」寄りの面が覗えますから、その点からすると温める治療が有効なのも確かだと思います。少し難しい言い方をすれば、もか1203さんが抱える症状には「実熱」と「虚熱」という性質の異なる2つの熱が絡み、片方を優先すると、もう一方に弊害が起きる(リスクが高まってしまう)・・・、そんな状態を抱えていると思います。
そうした場合は、とれる対応策はいくつかありますが、漢方薬の匙加減も大切になってきます。いきなり竜胆瀉肝湯をストップするのも意見が別れるところですし、竜胆瀉肝湯内の黄連解毒散を減じるという手段もあります。また八味丸よりも六味丸とか味麦地黄丸の方が向くかもしれません。あるいは排卵痛を気滞と見立て、当面は柴胡剤で対処していく選択をとるのも一手だとおもいます。こういった話は治療を通じ、よりベターな方法を探っていくという中で成り立つと思います。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/02/01 12:30
もか1203さん さま
カンジタは、常在の菌で、普段は悪さをしないのですが、体力や気力が低下しているときに、漢方的にいうと、気血両虚のようなときに、免疫力が低下して、異常に増殖して、トラブルをひきおこします。
治療のために、抗真菌薬やステロイドなどを使用すると、膣内の細菌バランスが崩れて、(善玉菌の減少が原因。)
赤く腫れることがあります。
排卵痛があるということは、卵巣機能にも問題があるのかもしれませんね。
その場合は、痛みを広げる物質が発生しているので、身体全体が過敏体質に変化しています。
このような場合は、漢方的には、湿熱や熱毒が原因なので、漢方サプリである五涼華やシベリア霊芝などの組み合わせなどが、効を奏すことが多いです。
免疫を調節しながら、膣粘膜の腫れを収める感じになります。
お大事になさいませ。
漢方薬や漢方サプリをお試しになる前には、専門家にご相談ください。
なかなか改善しないときは、当店までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2021/02/01 10:39
もか1203さんからのコメント
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