たかなさん
投稿日時: 2021/04/17 10:19
最近思考力が低下して、ミスばかりします。具体的には時計をみてもよくわからなかったり、お会計のとき正しい金額を1回で出せないこともあります。
たかなさん さま
こんにちは。
思考力の低下は、困りものですね。
女性は、月経の前後に、思考力が低下しやすくなることが普通にあります。
これは、月経時に女性ホルモンバランスがダイナミックに変化するので、
そのために、脳の活動がほとんど割かれるので、思考力にさく力が不足するためにおこります。
このような状態が、長く続く場合は、漢方でいう気滞と於血の体質なので、
体質改善をしていくといいかもしれません。
漢方薬としては、逍遥顆粒などが効果があるかもしれません。
ダイエットや過多月経などで、もし貧血気味なら、脳貧血かもしれません。
その場合の漢方薬としては、婦宝当帰膠がいいかもしれません。
漢方薬は、お試しになる前には、専門家にご相談ください。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときは、当店までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2021/04/20 18:28
たかなさん、こんにちは。
どういった経緯で、一連の症状が現れやすくなったのか?は定かでありませんが、頭部で「血の気」が損われ、集中力や思考力に必要な「気」が奮わないのでは?という感じがします。脳の機能不全というニュアンスが強いです。頭で血の気が損われる理由には、不眠や寝不足による血流不足かもしれませんし、悩み事で頭が一杯になったのかもしれませんし、不安によって抱えた溜飲による影響かもしれません。
漢方的には脳が発揮する思考力や集中力は、五蔵六腑の「腎」や「心」と深い関係があり、「腎は精巧を成す」「心は神に通じる」とも言われます。腎や心の働き(≒腎気・心気)が不調を抱えることで、脳の壮健さは失われやすくなる。現代医学だとミネラルの欠乏が脳に必要なホルモン・神経伝達物質の産生に悪影響を及ぼすことが知られていますが、東洋医学的にはミネラルがもつ「塩辛さ」は腎を助ける作用があると言われます。また最近は「腸脳相関」という形で、精神面や脳内物質に対する腸内環境の影響も注目されますが、東洋医学では腸(小腸)と心は臓・腑の関係にあり、互いに影響を及ぼし合うことが遥か昔から知られています。
以上の話を踏まえつつ対処法を考えた場合、症状の経緯を念頭に置きつつ「腎」や「心」の回復を考慮した漢方薬が向くと思います。実際の漢方薬については詳しい問診が必要になりますから、専門家に直に相談の上で見立ててもらうと良いでしょう。
以上、雑多な文章ですが御容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/04/20 16:54