やまぶきさん
投稿日時: 2021/04/23 20:13
頬の吹き出物が酷く、ツムラの十味敗毒湯と温清飲で若干良くなりましたが、説明書に「1か月を目安に飲んでください」と書いてあったので飲むのを止めたら再発し、かゆみや乾燥もあり困っています。コロナで医療逼迫とのことなので、なるべく病院に行かず自力で解決したいと思っていましたが、赤く腫れて辛く、どうすればいいか分からなくなってきました。漢方薬局に行けば相談できるのでしょうか。
やまぶきさん、こんにちは。
お訴えから察するに、吹き出物に対する「排膿」への配慮が足りなかったのかもしれません。OTCの十味敗毒湯は効能・効果に、化膿性皮膚疾患の初期と明記されていますが、その実は化膿する直前(※完全な化膿に至っていない)の病態に用いる場合が多いです。やまぶきさんの場合、「赤く腫れて辛い」というのが化膿を伴っている病態という気がします。そのような場合は十味敗毒湯に排膿散を加えたり、荊防敗毒散や清上防風湯に切り替える方法が適すると思います。対して温清飲は、吹き出物そのものよりも、それを抱え続けることで変質した肌(浅黒い感じ)に用いる漢方薬なので、十味敗毒湯とはニュアンスが違います(肌荒れのアフター・ケアを目的に用いる場合もありますが、腫れに対しては無力なので、温清飲ベースの荊芥連翹湯を用いるケースの方が多いかと・・・)。
また女性の場合、生理や更年期によるホルモンバランスの変化が吹き出物に及ぶケースも少なくありません。即ち、ホルモンバランス変化に伴う血流の鬱滞や自律神経・免疫系の乱れを通じ、熱や腫れ、炎症が誘発されやすくなる流れです。そういった内因による場合は、肌荒れを鎮める漢方薬と共に、血の道症を整える漢方薬や瘀血を改善する漢方薬が向くと思います。それらを一度に服用するべきか?、切り替えながら服用するべきか?については、望診と共に詳しい問診が必要になりますから、専門家に直に相談の上で見立ててもらうと良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/04/26 11:36
やまぶきさんからのコメント
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