ピッコロさん
投稿日時: 2021/05/27 11:53
パニック障害をもっています1年を通して5月、6月によく発症します。特に夕方になると動悸、息苦しい、肩の張り、目のかすみ何かに取りつかれたような不安感が増すことが多くなります。毎日ではないのですが1度発症するとしばらくは強弱はあるものの続きます。口が苦くなったり、下腹部がはったり、頻尿になったりもします。緊張感から口を固く閉じてしまうことが多く気がつけば手足が痺れています。そう長い時間は続きませんが、調子の悪い日は、頻繁に現れます。なにもないときは、仕事、家事、スポーツなんでもこなせます。いつも始まりは胸のゾクッからです。漢方薬で軽減出来るのでしょうか
ピッコロさん さま
こんにちは。
立夏(5月5日)を過ぎると、気温が上昇して、「動悸、息苦しい、脈が早くなる、夢が多い、不眠、不安感、緊張感、イライラ、気持ちがおちつかない。パニックもちの人は悪化する、汗が出やすい。」などに悩む人が増えてきます。
いわゆる五月病といわれるもので、民間療法としては、ヨモギや菖蒲などを使って毒払いをします。
漢方では5月は、陰と陽の交代がはげしくなって、生と死が分かれるとされています。
それだけに、5月の養生は、とても大切になります。
夏は、「火」に属して「心」に通じるとされています。
心は、精神、意識、思いをつかさどり、なおかつ、汗と血流をコントロールします。
パニックをおこしやすい体質などで、心が弱っている場合、気温が高るなる夏には、火がより燃え盛って、心の陰液が消耗されて、気が弱まって、パニックなどが悪化します。
したがいまして、パニック障害を改善するためには、「心を養って守る。」ことが重要になります。
不安感には、天王補心丹がいいかもしれません。
口が苦くなったり、下腹部がはったり、頻尿には、麦味参顆粒がいいかもしれません。
食養生も大切です。
夏には、エンドウ豆、豆乳、豆腐、小豆、緑豆などがいいでしょう。
野菜として、トマト、キュウリ、セロリ、きくらげ、杏仁、金銀花などもいいでしょう。
漢方薬は、お試しになる前は専門家にご相談ください。
お大事になさいませ。
なかなか改善しないときは、髙木漢方(たかぎかんぽう)までお気軽にお越しになりご相談ください。
回答日時: 2021/05/29 10:56
ピッコロさん、こんにちは。
お訴えから察するに、パニック障害という形で気が動転しやすく、その為に血の気も乱れやすいのでは?とお見受けします。例えるならば、平穏な水面に突然の波が立ち、その揺れ幅がどんどん大きくなるような感じです。この「波が立っている状態」というのは、人であれば文字通り、気が動転している時とか緊張している時に相当します。普通はそういった状態は外からのストレスやプレッシャーで引き起こされ、それに応じて波が立つのですが、パニックに陥りやすい人は、波の振幅が他人よりも遥かに大きかったり、何事もないのに波が立つという不自然な状態にあります。
またこれも例え話ですが、茶碗の大きさの水面と琵琶湖ぐらいの大きさの水面を比べた場合、小さい器の水面は繊細なので簡単に揺れますが、大きな器の水面は安定しているので揺れずらいという特徴を持っています。人の精神・心にも同じような話が言えて、何らかの窮屈さと共に、「器」が小さくなることで波が立ちやすくなると思います。ピッコロさんの場合も、5・6月に何らかの影響で心の「器」が小さくなったり、波風が立ちやすくなるのだと思います。そうして常に波打っていると、気も休まりません。
こうした場合、漢方薬としては気を緩めたり、休めたりする(≒安神)タイプの処方が向くと思います。気を整えてあげることで血の気も自然と整うので、目のかすみや頻尿。手足の痺れも治まりやすくなるかと。実際の漢方薬については、専門家に直に相談の上、処方してもらう方が良いでしょう。
以上、雑多な文章ですがご容赦下さい。お大事になさいませ。
回答日時: 2021/05/28 12:52